公的研究費の不正防止への取り組みGUIDELINE

熊本学園大学研究倫理について(学長宣言)

本学における研究や学問に携わる者は、自らの研究遂行にあたって社会的責任を強く自覚し、社会倫理を逸脱しないようにしなければなりません。 研究や学問は社会が共有する知的財産であり、研究者には自由な研究活動と真理探究の権利を保障される一方で、研究や学問の発展のための努力義務と責任が社会から負託されています。また、その研究の成果を社会に還元し、社会の発展に寄与しなければなりません。

最近、データ捏造による研究の不正や、架空請求による研究資金の不正使用など、国内外の研究機関において,研究者による不正事件が数多く報道されています。このような研究に関わる不正は、研究や学問の発展を阻害するだけでなく、社会に対しての重大な背信行為です。また、このような不正行為は、本学に対する著しい名誉毀損であり、本学の信頼を失墜させ、本学の浮沈に大きく影響を及ぼします。

本学ではこのようなことが絶対あってはなりません。研究者においては、あらためて高い倫理観を保ち、本学が定める「研究倫理綱領」や関連する規程などに従い、研究や学問に邁進されるよう努めてください。

平成19年11月27日

熊本学園大学
学長 坂本 正