深井純一(1942 − 2012)は、1964年に東京大学農学部を卒業後、同大学大学院農学系研究科で農業経済学の研究を重ね、1970年4月から立命館大学産業社会学部助教授、その後は教授として35年勤めた。1999年東京大学大学院農学系研究科博士論文「水俣病 の政治経済学─産業史的背景と行政責任─」で農学博士(東京大学)。1999年に『水俣病の政治経済学』(勁草書房)刊行。
本資料は、氏が水俣病の研究のみならず、ダムや電源開発の歴史、産業廃棄物処理場などの地域研究、北丹後地震や阪神・淡路大震災などの地震による救済活動の研究など広範囲に研究した軌跡を残したいとのご遺族のご希望に添う形で、京都の自宅書斎にあった紙資料、書籍などすべて寄贈を受け、目録化したものである。
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