公開講座「DOがくもん」DO GAKUMON

高齢化社会の進展、社会の成熟化に伴い、地域に開かれた高等教育の場としての大学の役割は年々高まりをみせています。こうした社会状況を背景に、1992(平成4)年度からスタートした「DOがくもん」の開講により、生涯教育を担う高等教育機関として地域社会に貢献してきました。熊本日日新聞社との共催により、毎年実施する「DOがくもん」は、第一線で活躍する各界のエキスパート・著名人を講師に迎えます。その道の第一人者ならではの視点と体験から語られる内容は、広く親しまれ、多くの支持を得ています。

DOがくもん(2015年度)

第23期 「DOがくもん」第3回講演会

日時
平成27年12月19日(土)午後2時~3時半
テーマ
拉致問題の真相と解決の道
講師
蓮池 薫(はすいけ かおる)氏
新潟産業大学准教授

1957年、新潟県生まれ。中央大学法学部3年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。2002年に帰国後、柏崎市役所勤務を経て、新潟産業大学嘱託職員・非常勤講師として働くかたわら、中央大学に復学。08年に卒業。13年には新潟大学大学院博士前期課程修了。同年4月から現職。05年から韓国語本の翻訳を始め、「孤将」など多数の訳書があるほか、著書に「半島へ、ふたたび」「拉致と決断」(いずれも新潮社)などがある。

第23期 「DOがくもん」第2回講演会

日時
平成27年9月26日(土)午後2時~3時半
テーマ
今そこにある危機
講師
武田 邦彦(たけだ くにひこ)氏
中部大学教授

1943年、東京都生まれ。1966年、東京大学教養学部基礎科学科卒業後、旭化成工業株式会社に入社。86年旭化成工業ウラン濃縮研究所長、93年芝浦工業大学教授、2002年名古屋大学大学院教授などを経て、07年から現職の中部大学で教授を務める。専攻は資源材料工学だが、原発問題や地球環境問題についても、ストレートな主張で注目を集め、「ホンマでっか!?TV」などテレビ番組への出演も数多い。主な著書に「原発事故とこの国の教育」(ななみ書房)「居酒屋力 議論を忘れた日本人」(双葉新書)など多数。

第23期 「DOがくもん」第1回講演会

日時
平成27年7月11日(土)午後2時~3時半
テーマ
働くことは生きること -逆境が私を育ててくれた-
講師
中園 ミホ(なかぞの みほ)氏
脚本家

東京都出身。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店に勤務。
その後コピーライター、占い師の職業を経て、1988年脚本家としてデビュー。『不機嫌な果実』『やまとなでしこ』『下流の宴』などテレビドラマを中心に、多くの作品を執筆。2007年に『ハケンの品格』が放送文化基金賞と橋田賞を、2013年には『はつ恋』『Doctor-X ~外科医・大門未知子~』で向田邦子賞を受賞した。2014年はNHK連続テレビ小説『花子とアン』を執筆、朝ドラ過去10年間で最高視聴率を記録するなど注目を集めた。徹底した取材を通じてのリアルな人物描写には定評があり、特に女性の本音に迫るセリフは多くの視聴者から共感を得ている。現在放映中のテレビドラマでは「Dr.倫太郎」がある。2010年から日本大学芸術学部客員教授。

ページトップへ