公開講座「DOがくもん」DO GAKUMON

高齢化社会の進展、社会の成熟化に伴い、地域に開かれた高等教育の場としての大学の役割は年々高まりをみせています。こうした社会状況を背景に、1992(平成4)年度からスタートした「DOがくもん」の開講により、生涯教育を担う高等教育機関として地域社会に貢献してきました。熊本日日新聞社との共催により、毎年実施する「DOがくもん」は、第一線で活躍する各界のエキスパート・著名人を講師に迎えます。その道の第一人者ならではの視点と体験から語られる内容は、広く親しまれ、多くの支持を得ています。

DOがくもん(0年度)

第24期 「DOがくもん」第1回講演会

日時
平成28年6月18日(土)午後2時~3時半
テーマ
戦国時代に学ぶ現代を生き抜く力
講師
本郷 和人(ほんごう かずと)氏
東京大学史料編纂所教授

東京大学史料編纂所教授。東京都出身。
1983年東京大学文学部卒業。同大学史料編纂所准教授などを経て、2012年から現職。専門は日本中世史で、資料集「大日本史料」の編纂に長年携わる一方で、一般向けの著書も「なぜ幸村は家康より日本人に愛されるのか」(幻冬舎)や「戦国武将の選択」(産経セレクト)など多数。
「世界一受けたい授業」「林修の今でしょ!講座」などに出演するほか、中世を題材としたテレビドラマ・アニメの監修も務める。

第23期 「DOがくもん」第3回講演会

日時
平成27年12月19日(土)午後2時~3時半
テーマ
拉致問題の真相と解決の道
講師
蓮池 薫(はすいけ かおる)氏
新潟産業大学准教授

1957年、新潟県生まれ。中央大学法学部3年在学中に拉致され、24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされる。2002年に帰国後、柏崎市役所勤務を経て、新潟産業大学嘱託職員・非常勤講師として働くかたわら、中央大学に復学。08年に卒業。13年には新潟大学大学院博士前期課程修了。同年4月から現職。05年から韓国語本の翻訳を始め、「孤将」など多数の訳書があるほか、著書に「半島へ、ふたたび」「拉致と決断」(いずれも新潮社)などがある。

第23期 「DOがくもん」第2回講演会

日時
平成27年9月26日(土)午後2時~3時半
テーマ
今そこにある危機
講師
武田 邦彦(たけだ くにひこ)氏
中部大学教授

1943年、東京都生まれ。1966年、東京大学教養学部基礎科学科卒業後、旭化成工業株式会社に入社。86年旭化成工業ウラン濃縮研究所長、93年芝浦工業大学教授、2002年名古屋大学大学院教授などを経て、07年から現職の中部大学で教授を務める。専攻は資源材料工学だが、原発問題や地球環境問題についても、ストレートな主張で注目を集め、「ホンマでっか!?TV」などテレビ番組への出演も数多い。主な著書に「原発事故とこの国の教育」(ななみ書房)「居酒屋力 議論を忘れた日本人」(双葉新書)など多数。

第23期 「DOがくもん」第1回講演会

日時
平成27年7月11日(土)午後2時~3時半
テーマ
働くことは生きること -逆境が私を育ててくれた-
講師
中園 ミホ(なかぞの みほ)氏
脚本家

東京都出身。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店に勤務。
その後コピーライター、占い師の職業を経て、1988年脚本家としてデビュー。『不機嫌な果実』『やまとなでしこ』『下流の宴』などテレビドラマを中心に、多くの作品を執筆。2007年に『ハケンの品格』が放送文化基金賞と橋田賞を、2013年には『はつ恋』『Doctor-X ~外科医・大門未知子~』で向田邦子賞を受賞した。2014年はNHK連続テレビ小説『花子とアン』を執筆、朝ドラ過去10年間で最高視聴率を記録するなど注目を集めた。徹底した取材を通じてのリアルな人物描写には定評があり、特に女性の本音に迫るセリフは多くの視聴者から共感を得ている。現在放映中のテレビドラマでは「Dr.倫太郎」がある。2010年から日本大学芸術学部客員教授。

第22期 「DOがくもん」第3回講演会

日時
平成26年11月15日(土)午後2時~3時半
テーマ
自分への可能性を探る -リミッターを外し続けること-
講師
大儀見 優季(おおぎみ ゆうき)氏
プロサッカー選手 チェルシーLFC(イングランド)

1987年神奈川県出身。ロンドン五輪銀メダル、ドイツW杯優勝。「なでしこジャパン」のメンバーとしてもおなじみである。
小学1年生でサッカーを始め、FC厚木レディースを経て日テレ・メニーナへ入団。中学3年時にはU-18ユース選手権に出場。チームは優勝し、大会最優秀選手賞を受賞した。高校在学中に日本代表に選ばれ、アテネ五輪アジア予選・タイ戦で日本代表デビューを果たす。
2010年にドイツの強豪1.FFCトゥルビネ・ポツダムへ移籍。
2012-13シーズンにリーグ得点王を獲得。女子ブンデスリーガと欧州チャンピオンズリーグを制覇した、日本で唯一の選手である。現在は、2013年に移籍したチェルシーLFC(イングランド)で活躍中。

第22期 「DOがくもん」第2回講演会

日時
平成26年6月28日(土)午後2時~3時半
テーマ
報道の現場から -これからの日本を考える-
講師
杉尾 秀哉(すぎお ひでや)氏
TBSテレビ報道局解説室長

1957年兵庫県出身。1981年東京大学文学部社会学科卒業後 TBSに入社。報道局社会部、報道局編集部、報道局政治部等、報道畑を歩み1993年4月より「JNNニュースの森」キャスターを担当。1998年JNNワシントン支局長、2004年報道局社会部長を務め、2007年編成制作本部報道局に移る。
現在はTBSテレビ報道局 解説・専門記者室長を務め、TBSテレビ 「週刊BS-TBS報道部」「ひるおび!」「Nスタ」などに多数出演。

第22期 「DOがくもん」第1回講演会

日時
平成26年5月10日(土)午後2時~3時半
テーマ
旅する力 -その一歩を踏み出すために-
講師
沢木 耕太郎(さわき こうたろう)氏
ノンフィクション作家

1947年東京都出身。横浜国立大学経済学部卒業後、フリーランスのライターとして活動を始める。1973年『若き実力者たち』が刊行されると、その鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集め、やがてニュージャーナリズムの旗手と目されるようになる。
その後『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、『深夜特急』でJTB紀行文学大賞、『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞など数々の文学賞を受賞。また、2003年にはそのノンフィクション作品全体に対して菊池寛賞が与えられている。主な作品としては、他に『バーボン・ストリート』『凍』『旅する力』『あなたがいる場所』など多数。

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