タイ東部工業地帯公害調査を実施
7月24日から29日にかけて、タイの東部工業地帯で公害被害の発生しているマプタプット工業団地および周辺のコミュニティ調査を行ってきました。
今回で4度目の訪問調査になりますが、村落のパイロット調査(村民からの聞き取り)、工業団地や現地企業からの聞き取り、チュラロンコン大学の研究者との交流など短時日でかなりのスケジュールをこなしてきました。
この工業地帯はタイの中央行政裁判所から新規事業計画および拡張の停止命令が出たところで、健康影響評価の実施が求められているところです。今回は現地の住民の聞き取りを精力的にこなし、かなり様子が分ってきました。詳細な報告は今後調査を重ねてからにしますが、9月に改めて訪問調査を実施します。
左の写真は被害と将来の課題を語ってくれた女性。右の写真は工業団地そばの漁業の港です。かつては盛んだった漁業も衰退しました。現在はこのような小さな舟で沖に出て投網で魚を捕ってきます。