第7回 若手研究セミナーのご案内
2022年度 第7回 若手研究セミナー
◎水俣学研究センターでは、水俣学の試みとその成果について議論し、また本研究機関を積極的に活用していただくため、「水俣学若手研究セミナー」を開催します。つきましては、全国の大学関係者、大学院生およびPD、在野の研究者を対象に下記の要領で受講者を募集します。
◎セミナーでは、「水俣病の現在と水俣学の試み」をテーマに、本学教員・ゲスト講師・研究員による発表セミナーに続いて、現地フィールドワーク、受講者による討論を行ないます。また、資料や設備などの水俣学研究センターの紹介、図書室や展示などの施設案内も合わせて実施します。ご応募をお待ちしています。1.開催期間 2022年9月9日(金)~11日(日)の3日間
2.開催場所 熊本学園大学水俣学現地研究センター(熊本県水俣市浜町2-7-13)
3.テーマ 「水俣病の現在と水俣学の試み」
4.セミナーの内容
(1)水俣学研究センターの紹介と案内
(2)水俣病事件に取り組んできた研究者及び地元の方々によるセミナー
(3)フィールドワーク
5.応募資格
(1)大学院生あるいはPD、または相当する研究歴を有し、積極的に参加する意思を持つ者。
(2)大学などにポストを有する研究者で水俣病に関心を有する者。
(3)学部生の場合、卒業研究で水俣病等を課題としている者は指導教員の推薦を得ること。
(4)上記に該当しない場合は、ご相談ください。なお、「若手」とは年齢によるものとは考えておりません。
(5)セミナー全日程参加できる者(オプションを除く)
6.募集人数10名
7.受講料無料(現地移動、フィールドワークにかかる費用は主催者が負担します。水俣までの旅費交通費、滞在期間中の宿泊費、食事代はご負担ください。)
8.応募方法
① 申し込み書(所定の書式を使用、メールアドレスを明記のこと)
② 自分の研究テーマ(1200字程度の研究内容を記載、様式自由)
9.応募締切 2022年7月31日(水曜日)
◎-応募/問合せ先-
◎◎熊本学園大学水俣学研究センター 宛
◎◎〒862-8680 熊本市中央区大江2-5-1
◎◎minamata@kumagaku.ac.jp
◎◎Tel:096-364-8913(ダイヤルイン) Fax:096-364-5320
10.受講者の決定
◎応募書類にもとづき、申し込み多数の場合には、水俣学研究センターにおいて選考の上、8月上旬に通知いたします。*詳細は、関連資料にございます開催要項、案内チラシをご覧ください。
市民向けの一般的な内容
今後の予定
以下は終了しました
研究活動報告
私立大学戦略的研究基盤形成支援事業成果報告シンポジウム―水俣病の現在と水俣学の創造―を開催いたしました。
私立大学戦略的研究基盤形成支援事業成果報告シンポジウム―水俣病の現在と水俣学の創造―を12月23日(月)熊本学園大学14号館1422教室で開催いたしました。
これまでの取り組みの概要とその成果や今後の課題について発表すると同時に、ご出席の皆様から忌憚のないご意見を頂戴し、第4期の研究センターの事業活動に活かしていきたいと考えて開催いたしました。
最初に花田センター長より、「水俣と水俣病の将来を構想する―水俣学研究の到達点―」として犠牲者非難の構図の転換の必要性を報告。田尻研究員は「健康・医療・福祉相談から見える水俣病被害の実態と施策の課題−被害者が求めるもの」とし、現地研究センターで行っている健康・医療・福祉相談から1968年以降生れにも水俣病の被害があり、幅広い年代の被害調査の必要性を報告。中地事務局長は「水俣の健康リスクと環境リスクを再検討する」とし、これまでの調査から水俣条約と水俣の汚染サイトの問題と課題を報告。藤本研究員は「水俣市円卓会議の経緯と ゼロ・ウェイスト政策」について報告。井上研究員は「水俣学アーカイブを活用した研究拠点形成に関する実証的研究−水俣の知的インフラの拡充に向けて」として大学で資料を保存・公開する意味、特徴、今後の課題を報告した。
参加者のアンケートには、「分かりやすく、豊富な内容であった。」、「時間が短かった。」、「水俣でも開催して意見交換をするとなお充実するのでは。」などのご意見を頂きました。
皆様のご意見を参考にし、今後も研究を進めていきます。