水俣学講義熊本学園大学 学生向け講義

今後の予定

2023年度 第22期 水俣学講義のご案内

2023年度 第22期 水俣学講義を9月21日(木)から2024年1月25日(木)までの間(冬季一斉休業などを省く)、毎週木曜に開講いたします。
時 間:13:00~14:30 教 室:1173教室(11号館7階)
◎開講時には、ライブ中継を行いますので、水俣学研究センターホームページよりご覧ください。https://gkbn.kumagaku.ac.jp/minamata/(講義時間中のみ視聴可能です。)

◎講義日程(予定)
1:9月21日「水俣病事件の歴史と現在」花田昌宣(熊本学園大学社会福祉学部・水俣学研究センター)
2:9月28日「不知火海沿岸での奇病を知って、63年が経ち…。」桑原史成(日本写真家協会会員)
3:10月 5日「日本公害史上の水俣病問題-その歴史的特徴と教訓」宮本憲一(大阪市立大学名誉教授・滋賀大学名誉教授(元学長))
4:10月12日「関西在住の県外患者の訴訟に関わって-水俣病関西訴訟と認定義務づけ訴訟について」田中泰雄(弁護士)
5:10月19日「私と水俣病」坂本しのぶ(水俣病互助会)谷由布(NPO法人水俣病協働センター)
6:10月26日「一行政官から見た水俣病問題」小林 光(東京大学先端科学技術研究センター研究顧問)
7:11月 9日「イタイイタイ病解決に潜む『水俣の影』」宮田 求(北日本新聞編集委員)
8:11月16日「世界に広がる水銀汚染と水俣条約」中地重晴(水俣学研究センター長・社会福祉学部)
〇〇〇〇〇〇「水俣病事件報道の難しさと環境報道のいまー環境省の患者認定の闇を追ってー」杉本裕明(ジャーナリスト・NPO法人未来舎代表理事)→次年度に予定
9:11月30日「『水俣病』を通して学ぶことの意味を考える」梅田卓治(水俣・芦北公害研究サークル会長)
10:12月 7日「小児性・胎児性水俣病患者の今」田㞍雅美(水俣学研究センター)
〇〇〇〇〇〇「世界に広がる水銀汚染と水俣条約」中地重晴(水俣学研究センター長・社会福祉学部)→11月16日に変更
11:12月14日「私たちの修学旅行(チッソ・水俣病に学ぶ旅)」  伊東紀美代(水俣病互助会)山下善寛(水俣の暮らしを守るみんなの会代表)
12:12月21日   DVD上映    *ライブ中継はございません。
13:2024年 1月11日     「新聞が伝えた水俣病事件の転換点+1」高峰武(元熊本日日新聞社・水俣学研究センター)
14: 1月18日「水俣病被害当事者の抗い続ける50年」井上ゆかり(水俣学研究センター)→タイトル「水俣病における行政不服審査請求のいま」を2024年1月17日に変更
15:1月25日「水俣病と水俣学の将来展望」花田昌宣( 熊本学園大学社会福祉学部・水俣学研究センター)

以下は終了しました

研究活動報告

第22期水俣学講義全15回終了いたしました

第22期水俣学講義を9月21日(木)から2024年1月25日(木)まで全15回終了いたしました。本年度も、水俣病の被害当事者、写真家、研究者、弁護士、元行政、支援者、記者、など多彩な方々が講師を務めてくださいました。
桑原氏は第1回目の水俣学講義と今回で2回目となりましたが、最初の訪問から63年経った今についてご講義いただきました。宮本先生は日本の公害史上から水俣病問題をご講義いただき、日本の公害行政について深く考えることができました。関西訴訟の弁護団の田中弁護士からも関西在住の被害者らの裁判について、ご講義いただきました。坂本氏、谷氏は当事者でしか話すことができない水俣病を実感しました。小林氏からは元環境省の経験からご講義いただきました。北日本新聞社の宮田氏からはイタイイタイ病の解決と水俣病の問題についてご講義いただきました。梅田氏からは水俣・芦北地域で義務教育での水俣病をどう伝えるかについて、伊東氏、山下氏からは水俣病第一次訴訟判決から50年目の2023年ということで、2回目の登壇となりました。高峰氏からは熊本日日新聞社での取材経験などから、水俣病事件の転換点+1ととても興味深い講義でした。

普段話を聞くことが難しい方などから、話を聞ける貴重な講義であったと自負しています。講師の皆様、ありがとうございました。
2024次年度も秋学期(2024年9月26日(木)~2025年1月23日(木))に開講予定です。

 

最近の研究・活動報告