第21期公開講座「つくりたい水俣の未来を考える」を開催いたします
第21期公開講座「つくりたい水俣の未来を考える」◎
〇現在~2050年の日本社会は、少子高齢社会にともなう人口減少、地域社会の衰退や既存の産業構造の急激な変化、そして気候変動など地球規模の課題に直面しています。これらの問題は水俣市にとっても決して無関係ではありません。
〇受け身で「やがて来る水俣の将来」を受け入れるのではなく、私たち一人ひとりの課題として、ともに「つくりたい水俣の未来」像を考え、実現するためのヒントとなる内容を、農林水産業、福祉、エネルギー問題、子育て、公害・環境教育など、各分野の研究者や実践者に講演していただきます。
開催日程:2024年10⽉1⽇ から10⽉29⽇ の 毎週⽕曜⽇
会 場:エコネットみなまた(熊本県⽔俣市南福寺60)
時 間:午後6時30分〜8時30分
対 象:水俣・芦北地域の市民(どなたでも、ご参加できます)
後 援:水俣市、水俣市教育委員会、水俣市社会福祉協議会
開催方法:対面公開講座予定
10月1日 「『水俣』を学ぶ/学ばせる意味~広島女学院高校Global Issuesにおける取組から」
〇〇〇〇〇加藤 弘輝(広島女学院中学高等学校教諭)
10月8日 「森と棚田のめぐみはタダで良かですか?」
〇〇〇〇〇沢畑 亨(水俣市久木野ふるさとセンター愛林館館長)
10月15日 「環境福祉政策からのまちづくり~水俣の未来~」
〇〇〇〇〇炭谷 茂(恩賜財団済生会理事長)
10月22日 「里山(の保育)で育つ子どもは、安心としあわせに満ちみちて」
〇〇〇〇〇宮里 六郎(熊本学園大学名誉教授)
10月29日 「⽔俣のエンパワメントと解放をめざして」
〇〇〇〇〇萩嶺 淨円(社会福祉法人照徳の里理事長)
詳細は案内チラシもご覧ください。
お申し込みは関連資料の申し込み用紙にご記入の上、お申し込みください。◎参加申込先
熊本学園大学 水俣学現地研究センター
メール:m-genchi@kumagaku.ac.jp Fax:0966-83-8883
電話0966-63-5030
市民向けの一般的な内容
今後の予定
以下は終了しました
研究活動報告
第20期公開講座 「次世代に事実(教訓)をどう伝えるのか」を開催いたしました。
〇第20期公開講座 「次世代に事実(教訓)をどう伝えるのか」」を水俣市のエコネットみなまたホールにて10月3日から10月31日までの毎週火曜、全5回を開催いたしました。
〇水俣病の教訓を学ぼうとしても、被害当事者が高齢化し、話を聞くことも難しくなってきました。同様のことが、戦争被害や他の公害被害でも、当事者が高齢化し、起こったことの真相をどのように語り継いでいくのかが、課題になっています。
〇今回は部落差別、水俣病、長崎の被爆体験、京都のウトロの差別問題、韓国からはセウオル号事件について講師を招き、講義を行いました。熊本の地元の問題、日本の問題でありながら、知らない人も多く、新たな知見と問題意識を持つ機会となりました。差別は差別される側の問題ではなく、差別をする側の問題であることが共通認識となり、我々一人ひとりが問題意識を持ち、自分のこととして問題と向き合うことが必要なのだと。
〇本年度も会場とZOOMを用いたハイブリッド方式で開催いたしました。そのため、水俣・芦北地域だけでなく、関東や関西からも受講される方がおられました。受講生は延べ227名(会場 124名 オンライン103名)でした。そのうち11名の受講生が全5回参加され、修了証を発行いたしました。