タイ・マプタプット工業団地における被害調査

タイ・ミャンマー科研(海外学術調査)研究会を開催いたしました。

タイ・ミャンマー科研*(2016-2017年度)の研究会を10月16日(月)15:00~18:00熊本学園大学14号館3階 143C教室で開催いたしました。
今回は、タイからバンペン・チャイヤラックさんが来訪し、「環境を守る物語の力−東北タイの伝承と開発」と題し報告をしていただいた。具体的取組として、開発対象となっている村に住む長老などから、子どもたちと一緒に村に残る物語を聴き、収集し、発表し、絵本を作るという作業を通し、歴史と自然などから環境を理解する取り組みが報告された。
また、メコン・ウォッチ事務局長木口由香さんからは、ミャンマー・ティラワ経済特区の問題を開発にともなう土地の立ち退きから、立ち退き後の居住地、環境、仕事、教育の問題など具体的に聞くことができた。経済発展の裏で最初に被害を受けるのは、自然とともに生活する人々であることが改めて実感することとなった。持続可能な経済発展には、地元主導、住民主権が守ることが不可欠である。

*テーマ:「タイ・ミャンマーにおけるクロスボーダーな工業化・人権侵害と域外責務・環境民主主義」

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