国際フォーラム

第3回 環境被害に関する国際フォーラム―水俣病・失敗の教訓を将来に活かす―を開催いたしました。

第3回 環境被害に関する国際フォーラム―水俣病・失敗の教訓を将来に活かす― を2月22日(金)熊本学園大学14号館高橋守雄記念ホール、2月24日(日)水俣市公民館ホールで開催いたしました。海外からの招聘者と参加者、国内から延べ200人を超えた方々にご参加いただきました。
今回は、カナダのグラッシーナロウズから2名、ヴァバシムーンから2名、ウィニペグから1名、中国から3名、韓国から5名新潟から3名、水俣から1名、アジア経済研究所から1名の方を招聘し開催いたしました。その他、カナダモントリオール大学から1名、韓国から12名の方がご参加いただきました。
カナダ先住民の方々からは水銀汚染について、韓国からは加湿器殺菌剤による被害について、中国からは淮河の汚染問題と環境政策などについて、新潟と水俣からは水俣病についてご報告を頂きました。また、直前に来日ができなくなったグラッシーナロウズのルディさんにかわり、モントリオール大学のドナマーグラー博士がグラッシーナロウズ地域の健康調査についてご報告していただきました。
2月23日の水俣でのエクスカーションでは、遠見の家で坂本フジエさん、しのぶさん、生駒さん、水俣病協働センターの谷さんらと意見交換をするとともに、交流を深めることができました。被害者同士がつながることができた貴重な機会でした。茂道では佐藤さんにご案内いただき、坪谷や百間排水口を巡り、水俣病資料館も訪問いたしました。
短い時間ではありましたが、それぞれの抱える問題の現状を理解し、課題と今後に向けて、国際連携について濃密な意見交換、議論が交わされました。
ご協力いただいた皆様、ご参加くださいました皆様に厚く御礼を申し上げます。

  • 研究・活動報告一覧へ