第22期水俣学講義全15回終了いたしました
〇第22期水俣学講義を9月21日(木)から2024年1月25日(木)まで全15回終了いたしました。本年度も、水俣病の被害当事者、写真家、研究者、弁護士、元行政、支援者、記者、など多彩な方々が講師を務めてくださいました。
桑原氏は第1回目の水俣学講義と今回で2回目となりましたが、最初の訪問から63年経った今についてご講義いただきました。宮本先生は日本の公害史上から水俣病問題をご講義いただき、日本の公害行政について深く考えることができました。関西訴訟の弁護団の田中弁護士からも関西在住の被害者らの裁判について、ご講義いただきました。坂本氏、谷氏は当事者でしか話すことができない水俣病を実感しました。小林氏からは元環境省の経験からご講義いただきました。北日本新聞社の宮田氏からはイタイイタイ病の解決と水俣病の問題についてご講義いただきました。梅田氏からは水俣・芦北地域で義務教育での水俣病をどう伝えるかについて、伊東氏、山下氏からは水俣病第一次訴訟判決から50年目の2023年ということで、2回目の登壇となりました。高峰氏からは熊本日日新聞社での取材経験などから、水俣病事件の転換点+1ととても興味深い講義でした。普段話を聞くことが難しい方などから、話を聞ける貴重な講義であったと自負しています。講師の皆様、ありがとうございました。
2024次年度も秋学期(2024年9月26日(木)~2025年1月23日(木))に開講予定です。