“ノーモア・ミナマタ&ノーモア加湿器殺菌剤惨事”水俣病事件と加湿器殺菌剤惨事日韓ワークショップを開催いたしました。
水俣病事件と加湿器殺菌剤惨事日韓ワークショップを2月25日(月)、水俣市公民館第一研修室で行いました。
韓国から17人、国内合わせ30人ほどが参加しました。韓国からの呼びかけがあり、水俣病の補償・救済制度などを学び、韓国の加湿器殺菌剤事件へ活かしたいとの思いがあり、開催しました。最初に水俣学研究センター長の花田が複雑な水俣病の補償・救済制度について「水俣病被害者への補償と認定制度」を報告し、活発な質疑応答が行われ、1時間ほど延長し行いました。午後からは、韓国の方々から以下のようにご報告を頂きました。「生活化学物質の居間襲撃 韓国加湿器殺菌剤惨事」チェ・イェヨン(大韓民国政府社会的惨事特別調査委員会副委員長)
「水俣有機水銀中毒と加湿器殺菌剤惨事から学ぶ教訓―2つの惨事の比較:同様と差異―」アン・ジョンジュ(檀国大学招聘教授・社会的参事特別調査委員会委員長)
「加湿器殺菌剤被害が与える示唆」イム・ジョンハン(仁荷大医科大学)
「加湿器殺菌剤:環境暴露調査分野」パク・ドンウク(韓国放送通信大学環境保健学科)
「加湿器殺菌剤被害者救済のための特別法の争点と課題:被害者の権利の観点から」パク・テヒョン(江原大学法学専門大学院)
国際フォーラムに続く、日韓ワークショップでしたが、水俣病と加湿器殺菌剤事件に的を絞った有意義なワークショップとなりました。