第17回公開セミナー「第3回水俣病を伝えるセミナー」を開催しました
当センターでは、水俣病事件史において第一次訴訟など初期から道を切り開いてきた人の語りから水俣病を学び、どのように次世代に伝えていくかを再検証することを目的に、水俣・芦北公害研究サークルと共同で2010年から水俣病を伝えるセミナーを開催してきました。
2012年8月8日と10日、第3回目を開催しました。それまでは、対象を設定していませんでしたが、今回は熊本県下の教職員に限定し行いました。今回は、水俣市教育委員会の後援もいただきました。参加者は、菊池、健軍、県教組、益城、水俣市、芦北町などからお越しいただきました。
坂本フジエさん、しのぶさん、上村好男さんのお話を生活に近い場で伺ったあと、各地域から参加された教職員の方々と議論を行いました。議論では、当事者から話を聞く意味、「いのちのリアリティ」をどのように次世代に伝えていくか、小学一年生から水俣病をどのように伝えるか、などの意見が出されました。
次回の水俣病を伝えるセミナーは、来年の8月を予定しています。