水俣病事件研究交流集会

第16回 水俣病事件研究交流集会を開催いたしました

第16回 水俣病事件研究交流集会を2022年1月8日(土)に企業組合エコネットみなまたのホールにて開催いたしました。今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で、従来の開催は不確実であるため、ハイブリッド方式、一日のみの開催としました。開催中は窓を開放し換気をし密閉を防ぎ、アルコール消毒の徹底、150人定員の半分以下の参加者、健康管理表の記載、アクリル板の設置、マスク着用の徹底など感染防止対策を徹底したうえで行いました。
低線量被ばくによる健康リスクについては、大沼氏がオンライで報告、カネミ油症健康実態調査については、藤原氏が会場で報告、水俣病事件だけでない報告から、学ぶこと課題など共通点など興味深い報告でした。
水俣病については、元高校の教員での経験から水俣病の差別についての報告、政治解決、臍帯中の水銀濃度分析に関する報告などがありました。医学者からは、胎児期メチル水銀暴露と神経認知機能、診断方法、などが報告され、議論、質疑の時間が足りない状況となりました。
最後に新潟と水俣で続いている義務付け訴訟の報告がありました。公式確認から65年を過ぎてもなお被害者が声をあげないと放置されている現状がわかります。
今回のオンラインでの参加者は81名、会場での参加者は延べ72人でした。
ハイブリッド方式で開催したことで、たくさんの方々にご参加いただくことができました。ありがとうございました。
また、研究会の様子は、ニュースや各誌の新聞で報道されました。
https://kumanichi.com/articles/522228
https://www.nishinippon.co.jp/image/431915/

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