水俣・芦北地域戦略プラットフォーム

第26回課題検討会「山江村ケーブルテレビから考える水俣の『地域情報化』」を開催しました

今回の課題検討会では、農業生産法人「山江元気村」の専務取締役・前山江村長の内山慶治氏を招き、山江村のケーブルテレビについてお話を伺いながら議論を進めました。

山江村では、ケーブルテレビの番組企画・取材から編集まで行う「住民ディレクター」が活動をしています。番組がケーブルテレビで放送されることで、住民の手によってつくられた「地域情報」が村民に伝えられるだけでなく、制作された番組は保存されていきますから、番組制作がそのまま「地域情報の記録」につながっていくことも1つのポイントです。

ある山江村住民は「テレビは見るもんじゃない、出るもんだ」とおっしゃっていたとのこと。山江村民に“情報”がいかに理解されているかを象徴するエピソードです。

内山氏は「要するに『市民にマイクを渡せるか』ということ。市民が情報をつくる」と述べていらっしゃいました。「地域情報化」が意識されていない今の水俣市においては、まずは「水俣でどんな情報が必要なのか」について様々な立場の人々が集まって語り合い、次に「どんな方法で伝えていくか」を考えていく必要がありそうです。

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