水俣・芦北地域戦略プラットフォーム

第30回課題検討会「地域再構築の『基本理念』について問い直す」を開催しました

第30回課題検討会は「地域再構築の『基本理念』について問い直す」と題し、大阪府立大学 人間社会学部准教授の小野達也先生をお招きして、「ソーシャルクオリティ(社会の質 Social Quality)」という考え方と、それを元にした社会調査のあり方についてお話しをいただきました。

「ソーシャルクオリティ」の特徴は、弱い立場の人々(高齢者やしょうがい者、病気をかかえた人など)が、社会から排除されていることに立ち向かおうという意識から、広く多様な視点で「社会の質」について評価していこうとする意識を持った考え方であるということ。さらに、そのような評価にかかわる調査を行う場合、しっかりとした理論に基づこうとする立場にあるといえます。

このような考え方による評価とは、地域の良い悪いを決めるということではなく、“地域の性格”を広く多様な視点で明らかにしていくということであって、水俣・芦北地域における社会再構築を考える上でも、非常に重要なことだと言えそうです。

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