第26回 定例研究会を開催いたしました。
第26回 定例研究会「水銀条約締結後の進捗状況と日本の課題及び小規模金採掘に伴う水銀汚染の現状-インドネシアにおける水銀汚染について」を開催いたしました。
3月16日 バリフォーカス(NGO・IPEN水銀グループの責任者のyuyun氏の所属)主催の「インドネシアの小規模金採掘に伴う水銀汚染と健康被害」に関するセミナーでは、インドネシアの小規模金鉱山で発生している健康被害の実態について報告があり、水銀による健康被害と先天的健康被害が混同されている懸念もあり、今後、継続した追跡調査が必要であるなどの意見が交わされた。
3月17日~18日 水銀条約の批准に向けたアジア太平洋地域のワークショップについては、参加国(政府担当者)から水銀の使用状況や規制に関する取り組みの報告があり、やはり小規模金鉱山については、経済的問題が背景にあることなどが議論された。また、水銀条約批准の見通しや、国内法の整備、水俣湾埋立地の汚染サイトについても、議論が交わされた。
平日の午後にも係らず、学外の客員研究員、学内の研究員など12名が参加しました。ご参加、ありがとうございました。