第27回 定例研究会を開催いたしました。
第27回定例研究会「水俣市における「協働」の「失敗」-なぜ「水俣市円卓会議」全体が停滞したのか。その一方で、なぜ「ゼロ・ウエイスト」「茶飲み場」は続いているのか-」を開催いたしました。
水俣学研究センター第2プロジェクトでは、テーマとして「環境破壊を経験した地域社会の再構築のための新たな統治とその評価:地域住民主体の実践的展開の可能性」を掲げ、水俣市が「協働の場」として位置づける「水俣市円卓会議」、特に「ゼロ・ウェイスト円卓会議」「茶のみ場作業部会」への参与観察を続けてきた。今回の研究会では、「水俣地域社会の再構築」「地域住民主体の実践的展開の可能性」につながる試論として、「政府の失敗」に関する社会学的な議論も参考にしながら、これまでの第2プロジェクトにおける成果に対する学術的な分析のとりかかりを示すことを目的とし報告し、意見が交わされました。
平日の午後にも係らず、学外の客員研究員、学内の研究員など11名が参加しました。ご参加、ありがとうございました。