第22回定例研究会を開催いたしました
「水俣病事件における共苦社交体 Co-/Multi-Suffering Societasの生成:茂道民俗調査の報告によせて」
日時:2010年7月2日(金)16:20〜
場所:14号館 3階 第3会議室(センター隣)
研究報告:飯嶋秀治(九州大学大学院人間環境学研究院 准教授)
問題提起:花田昌宣(熊本学園大学社会福祉学部教授・水俣学研究センター長)
報告内容:2009年7月31日〜8月6日にかけて、修士6人、研究生1人、学部生21人と ともに行われた水俣市茂道の調査を踏まえ、水俣病事件における「共苦社交体」の生成と構造について報告していただきます。討論は、花田の提起を受けて、加害者と被害者の視点からだけでなく「共苦」の視点を投入すること、さらには研究者自身も「共苦」の構造に参入し新たな苦しみを再生産するとは何かなどの課題をめぐって議論したいと思います。
飯嶋秀治
主な著書:關一敏、飯嶋秀治、徳安祐子「椎葉の祭り」『九州の祭り』九州大学人間科学科比較宗教学研究室、第2巻、2000年
飯島修治、関一敏編『人間共生論叢 特集・茂道の民俗』九州大学大学院人間環境学府共生社会学講座/文学部比較宗教学研究室、2010年3月