第36回天草環境会議を開催いたしました。
第 36回 天草環境会議を7月13~14日、苓北町志岐集会所にて開催いたしました。雨の中の開催となりましが、90人ほどの参加がありました。
初日は、「再生エネルギーをめぐる電力産業の思惑を検討する」報告を天草環境会議の事務局である野口氏、「再生可能エネルギーを取り入れた農業経営から地域活性化を考える」と題して一橋大学の山下英俊氏、「水俣からの報告」を田㞍雅美、「北部九州豪雨『朝倉』からの報告」を柿とスモモ農業を経営する尾上氏、「農業から『生き方』を考えるWebメディアの取り組み」を一橋大学大学院の森田慧氏、また、水俣学研究センターが3月に行ったミャンマーの小規模金鉱山について、中地と田㞍から報告しました。さらに天草の民話を嶽本氏が朗読しました。台湾や中国からの留学生や静岡から文学研究者、福岡人権博物館館長など多様な場所や専門分野から参加があり、意見が交わされました。
二日目は、「アメリカの火力発電所裁判にみる火力発電所建設の問題点と推進の迷走」を山下英俊氏、「30年前の裁判で指摘した海の汚染・町財政・農業への影響などその後」を田尻和子弁護士が報告し、あらためて苓北火電の位置づけ、そして命の価値を中心においた環境政策の必要性を議論しました。