第29回天草環境会議を開催いたしました。
天草環境会議実行委員会「はえん風」の主催、水俣学研究センターの共催による「第29回天草環境会議」が、今年も苓北町集会所にて7月7~8日に開催されました。
初日7日は、子どもたちにつなぐ天草の海山「農・漁・食と福島原発事故の影響」をテーマに群馬大の西村先生が福島原発事故の影響を避難者の状況と「福島乳幼児・妊婦支援プロジェクト」が新たに立ち上がった背景などについて報告。また、水俣学研究センターから、「水俣の現状について」丸山が特別措置法の現状と意味を報告。海外の環境事情について「アジアに向かう日本のゴミ」一橋大学の山下英俊准教授が報告しました。
苓北からは、苓北火力発電所が出来てからの自然環境の変化、町の財政、人口変動について発電所が出来る前と現在を比較して報告がありました。
第3部 ありがとう原田先生・・・追悼する会では、「原田正純医師、最後の水俣病検診」上映した後先生との思い出を語りながら、先生の意思をどう伝えていくかの全体集会を行いました。
2日目は、一つ目は、福島の原発事故をうけて、日本における環境問題の新たな展開について。二つ目は、30回目を迎え卯えることから、苓北火電の下記テーマ等について検証する。 ○ 大気汚染、○ 海洋汚染、○ 交付金の使途と何が変わったのか(町がよくなったのか)等を目的に「苓北から苓北火電をめぐる町内の動き」元苓北町町会議員の塚田逹氏よりを資料に基づき報告があり、来年30回に向けて、検証すべき点、討論すべき点などについて活発な意見交換が行われた