天草環境会議

第40回天草環境会議を開催いたしました。

第40回天草環境会議を7月8~9日、熊本県苓北町で開催いたしました。新型コロナ感染症の影響で、3年間地元のみでの開催をしていましたが、今回、40回の節目に全国からの参加者で幕を閉じることができました。豪雨の予報でしたが、苓北町は、曇り空で天候にも恵まれ、50人ほどの参加がありました。
初日は、中地重晴水俣学研究センター長と一橋大学山下英俊准教授が、石炭火力発電、風力発電、電気料金までを考えることができる記念講演、パネルディスカッション「天草環境会議40周年への想い」をテーマに7人がそれぞれの想いを語りました。天草環境会議は開かれたもので、誰もが参加しやすい環境だったこと、そのため、40回と長く続けられたのだろうということが、もっとも印象深く残りました。弁護士、研究者、地元の方々、元新聞記者とそれぞれの立場から見た天草環境会議を知ることができました。時間が足りなかったのが、残念でした。
当日は、若い方々がデザインをした40回を記念したTシャツが販売されました。
二日目は、現地検証で頌徳碑、高い場所から苓北火力発電所、送電線の大きさに恐怖を感じ、海岸から火力発電所を検証しました。強風にあおられながらでしたが、現場をみることの大切さを改めて感じました。
天草環境会議としては最後となりましたが、今後も毎年集まることが提案されました。開催は、地元の方々のお力がなければできないものでした。感謝申し上げます。

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