第15期公開講座「負の歴史をどう語り継ぐのか~次世代による負の遺産の伝承とは~」のご案内
2018年度 熊本学園大学水俣学研究センター第15期公開講座「負の歴史をどう語り継ぐのか~次世代による負の遺産の伝承とは~」を開催いたします。
〇戦争、原爆、水俣など経験した世代が高齢化し、経験者、被害者の多くが亡くなってきています。人類が経験したこと、負の歴史を次世代にどう語り継ぐのかが、各地で問題になってきています。たとえば、沖縄戦、ひめゆり部隊の経験を子供の世代が語り部として、見学者を案内するようになってきました。水俣病資料館でも、第一次訴訟の原告や認定患者の語り部は高齢で引退し、家族が代わって語り部として語るようになってきています。
負の遺産として、公害や戦争被害の経験や教訓をどのように語り継ぐのか、各地の取り組みを聞く中で、水俣病被害をどのように次世代に伝えていくのかを、水俣市民とともに考えていきたいと思います。期 間:2018年10月2日から10月30日までの毎週火曜
時 間:18:30~20:30
会 場:水俣市公民館第1研修室(水俣市浜町2丁目10番26号)
後 援:水俣市教育委員会〇講義日程と講師
10月 2日 「沖縄戦を語り継いでいく具体的な提案 〜”伝え手”となってもらう平和学習実践〜」 国仲 瞬 (株式会社 がちゆん 代表取締役)
10月 9日 「四日市公害から学んだこと。今、私たちにできること。」 谷崎仁美 (自然観察指導員三重連絡会 事務局長)
10月16日 「被爆二世として生きる」 寺中正樹 (山口被爆二世の会代表)
10月23日 「あおぞら財団の活動と公害経験を伝えること」 村松昭夫 (あおぞら財団理事長・弁護士)
10月30日 「水俣病を学び伝えていく~あやまちを繰り返さない主権者となるために~」 高木 実 (水俣芦北公害研究サークル・熊本学園水俣学研究センター客員研究員)受講はすべて無料です。
全講義受講者には修了証を発行いたします。
関心のある回のみの参加も可能です。お申込み・お問い合わせ先
熊本学園大学水俣学現地研究センター
Tel:0966-63-5030 Fax:0966-83-8883
E-mail:m-genchi@kumagaku.ac.jp