第12期 公開講座「九州・熊本の産業遺産と水俣」のご案内
熊本学園大学水俣学研究センター 第12期 公開講座「九州・熊本の産業遺産と水俣」を開催いたします。
本年7月5日ユネスコ世界遺産委員会は、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」を世界遺産として登録することを決定しました。
これらの産業遺産登録は、日本の近代化の歩みを人類の財産として大事にしていこうという世界的なメッセージですが、それはどうじに自分たちの町の近代化の歴史を見直し、町を元気にしていこうという働きかけでありましょう。
水俣にも1908(明治41)年に操業した旧日本窒素肥料株式会社水俣工場の建物が残っています。現在は(株)江川の水俣工場として活用されています。水俣でもあまり知られていませんが、これは水俣の近代化を進めた貴重な建物です。
そこで、私たちは、世界遺産登録を機に産業遺産とは何かに学び、熊本そして水俣の産業遺産を見直していこうと考えました。期間:2015年10月6日から毎週火曜日
時間:18:30~20:30
会場:水俣市公民館ホール
後援:九州産業考古学会・熊本産業遺産研究会・水俣市・水俣市教育委員会講義日程と講師
10月 6日 「熊本・九州の産業遺産とその意味」 幸田亮一 (熊本学園大学学長)
10月13日 「産業遺産としての三池炭鉱の光と影」 藤木雄二 (大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ副理事長)
10月20日 「北九州での産業遺産活用の取組み」 市原猛志 (九州大学百年史編集室助教・北九州市門司麦酒煉瓦館館長)
10月27日 「水俣の産業遺産 旧日本窒素肥料(株)工業建物の意義」 磯田桂史 (熊本大学五高記念館客員教授)
11月 3日 旧工場現地見学会 案内:磯田桂史氏 *この回のみ13時より
水俣における産業遺産として、かつてのチッソ水俣カーバイド(現 株式会社江川)である「旧工場」を訪れます。現地での案内は「水俣の産業遺産 旧日本窒素肥料(株)工場建物の意義」の講師、磯田桂史氏が担当いたします。
集合場所:水俣市公民館
*現地までは10分程度徒歩で移動します。困難な方はご相談ください。
集合日時:11月3日 午後 1 時 *他の4回とは大きく異なり、日中の開催であることをご注意ください。受講はすべて無料です。
全講義受講者には修了証を発行いたします。関連資料の案内チラシもご覧ください。
お申込み先
熊本学園大学水俣学現地研究センター
Tel/Fax:0966-63-5030
E-mail:m-genchi@kumagaku.ac.jp