開催スケジュール

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公開セミナー・シンポジウムの開催スケジュール

第21回 公開セミナー「タイの環境政策の20年:マプタプット工業団地の行政訴訟の観点から」のご案内

第21回 公開セミナー「タイの環境政策の20年:マプタプット工業団地の行政訴訟の観点から」を下記の日程で開催いたします。
日時:2013年10月18日(金)16:30~18:30
場所:熊本学園大学14号館3階 第3会議室
講師:船津 鶴代氏 (独立行政法人日本貿易振興機構 アジア経済研究所)
船津鶴代氏 編著
•玉田芳史・船津鶴代編 『タイ政治行政の変革 1991-2006年』(アジア経済研究所 研究双書 568) アジア経済研究所、2008年。
•服部民夫・船津鶴代・鳥居高編『アジア諸国における中間層の生成とメカニズム』(アジア経済研究所双書521) アジア経済研究所 2002年。など(日本貿易機構アジア経済研究所HPより)

このセミナーの一部は、日本学術振興会科学研究費 基盤研究(B)(海外学術調査)課題番号25301041「タイ東部臨海地域における工業化・地域社会の変容と健康の社会的決定要因に関する研究」の助成による。

第20回公開セミナー 「第4回 水俣病を伝えるセミナー」開催のご案内

第20回公開セミナー 「第4回 水俣病を伝えるセミナー」開催のご案内
当センターでは、水俣病事件史において第一次訴訟など初期から道を切り開いてきた人の語りから水俣病を学び、自らの教育現場でどのように次世代に伝えていくかを再検証することを目的公害研究サークルと共同で2010年から「伝える」セミナーを開催してきました。
患者さんの話を伺いながら北上する贅沢なフィールドワークを行い、水俣病をどのように伝えていくかを共に考えたいと思います。
教育の現場で水俣病を伝える先生たちに絞っております。
今、あらためて自らの「伝える」ことを見直してみませんか。
対象者:水俣・芦北地域の教職員
日時:2013年8月9日(金)8:25~17:30
10日(土)9:00~12:00
開催場所:熊本学園大学水俣学現地研究センターなど
参加費:500円
※1日のみ参加の場合でも一律500円です
主催 熊本学園大学水俣学研究センター、水俣芦北公害研究サークル
後援 水俣市教育委員会

申し込み先
熊本学園大学水俣学現地研究センター
TEL&FAX: 0966-63-5030
※申し込みは、FAXで氏名・所属・住所・電話番号をご記入のうえ、7月31日(水)までにお送りください
詳細は、案内チラシとプログラム概要をご覧ください。

さいれん復刻版刊行記念シンポジウムを開催いたします

熊本学園大学水俣学研究センターでは2005年、水俣病の原因企業であるチッソの労働組合(新日窒労組)旧蔵資料の寄贈を受け、水俣学現地研究センターに架蔵し、鋭意、整理ならびにデータベース化を行いホームページ上に公開してまいりました。

その一環として、2010年12月より、同労組機関紙「さいれん」復刻版を、版元の柏書房、販売元の紀伊国屋書店の協力を得て、刊行を継続してきました。

本復刻版は、本年6月に最終第6回配本(全24巻)をもって完結することになります。

「さいれん」は、新日窒労組の60年の歴史を刻む記録であるとともに、水俣病と取り組んだ組合の貴重な記録であり、また、日本の戦後史とりわけ労働者の生活史/誌の記録としても読み継がれるべき資料だと考えております。

熊本県の南端にある地方都市の労働組合であるが故に、戦後日本労働運動史のなかでは、あまり注目されてきませんでしたが、労使関係研究上もこの組合の軌跡は高い評価を得るものです。

こうした観点から、この「さいれん」復刻版の意味を広く訴えることを願って完結記念のシンポジウムの開催を企画いたしました。

当日は、12:00-13:00の間、新日窒労組が撮りためていた未公開の映像資料の公開もいたします。

また、この記念シンポジウムに合わせて、「さいれん」復刻版の各回配本に付された解題を水俣学ブックレットとして刊行いたします。

詳細は、添付しておりますチラシをご覧ください。

日時:2013年6月28日(金)13:00-16:00(12:00開場)

場所:くまもと森都心プラザホール5階

主催:熊本学園大学水俣学研究センター・くまもと森都心プラザ図書館

後援:柏書房・紀伊國屋書店・法政大学大原社会問題研究所

『さいれん』復刻版刊行記念シンポジウム「水俣に生きた労働者の軌跡」

『さいれん』復刻版刊行記念シンポジウム「水俣に生きた労働者の軌跡」を開催いたします。

日時:6月28日(金)12:00~16:00(予定)

場所:くまもと森都心プラザ5階ホール 住所:熊本市西区春日1-14-1 TEL:096-355-7400

主催:熊本学園大学水俣学研究センター・くまもと森都心プラザ図書館

後援:柏書房・紀伊国屋書店・法政大学大原社会問題研究所

参加費:無料

問合せ先:熊本学園大学水俣学研究センターTEL:096-364-8913 FAX:096-364-5320

詳細が決まり次第、ご案内いたします。

シンポジウム 胎児性水俣病が問いかける―公式認定50年後の今日から 開催のご案内

シンポジウム

「胎児性水俣病が問いかけるー公式認定50年後の今日から」を2月23日(土)~2月24日(日)に開催いたします。

日時 2013年2月23日(土)

時間 13:30~17:30(13:00開場)

場所 熊本学園大学14号館1F 高橋記念ホール

2013年2月24日(日)

時間 10:30~17:00(10:00開場)

場所 熊本県水俣市公民館ホール

毒物が胎盤をとおして胎児に移り水俣病が起きていることを立証したのは原田正純先生だった。プラセンタバリアは毒物を通さないという定説が覆った。その結果、正式に認められたのは、1962年11月の認定診査協議会だった。それから50年、胎児性水俣病を胎児期に母体内において有機水銀の暴露を受け発症した水俣病患者をさすとすれば、現在認定されている胎児性の患者数は氷山の一角にすぎない。というのも、脳性まひ様の重篤な患者だけを胎児性水俣病とよび、それ以外の患者たちを見落とし、また調査も十分になされてこなかった。このシンポジウムはそうした原田先生の反省を受けて、生前に企画されていたが、先生の体調を考慮して延期されていた。

人類の経験したことのなかった濃厚な水銀汚染、そして胎児性水俣病の発生は、私たちに多くのものを突き付けているであろう。今、改めて「胎児性水俣病」の過去と現在を考えていく必要があるのではないか。これはまた、水俣病事件史の重要な課題である。

水俣と新潟の胎児性水俣病の経験と現在の課題を問うとともに、障害を持って生きるということと重ね合わせながら考えてみたいと思います。

参加費は無料です。

詳細は、案内チラシをご覧ください

「労働者の権利侵害と産業公害に関する国際セミナー」開催のご案内

第19回公開セミナー「労働者の権利侵害と産業公害に関する国際セミナー」

日時:2012年12月2日(日)13:30~18:00(開場13:00)

会場:熊本学園大学水俣学現地研究センター 2階(熊本県水俣市浜町2-7-13)

公害発生源企業は、地域住民に公害・健康被害をもたらすだけではなく、工場内でも労働災害や職業病を引き起こしたり、労働者の権利を侵害されたりすることはよく知られています。

労働者にとって、産業公害が何をもたらすのか、タイの東部臨海工業地帯の工場で働く労働者とチッソの元労働者の経験から学び議論を深めたいと思います。

コーディネーター:花田 昌宣(熊本学園大学教授)

1.「チッソ労働者の視点からみた水俣病」 山下 善寛(元新日窒労組執行委員長)

2.「労働者の権利回復の取り組みとマプタプット問題」 ブンユン・ソックマイ( タイ東部労働組合連合)

3.「水俣学アーカイブスの取り組み」 井上 ゆかり(熊本学園大学水俣学研究センター研究助手)

4.「公害の原点・水俣とマプタプット(MTP)」 ムークスワン・ワライポン(タイ環境警鐘と回復)

参加費無料です。

詳細は、案内チラシをご覧ください。

「地域のエンパワメントと社会的合意の形成~健康影響評価(HIA)に関する国際セミナー~」開催のご案内

第18回公開セミナー「地域のエンパワメントと社会的合意の形成~健康影響評価(HIA)に関する国際セミナー~」

日時:2012年12月1日(土)10:00~18:00(開場9:30)

会場:熊本学園大学 11号館 7階 1173教室

今回のセミナーにおいては、健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health: SDH)の考え方に基づき開発されたヘルスプロモーション(オタワ憲章)実践のツールとしての健康影響評価(Health Impact Assessment: HIA)の概念、理論、方法と課題について、日本とタイ両国からの報告を受け”Health in All Policies: HiAP (すべての政策に健康の視点を!) ” を実現するためのプロセスへの住民参加のあり方、社会的合意形成の方法とその課題について議論します。

特別講演 10:00~

「社会的合意形成の思想と技術:『空間の履歴』という考え方」桑子 敏雄(東京工業大学教授)

パネルディスカッション 13:30~

コーディネーター:宮北 隆志(熊本学園大学教授)

パネラー:

1.「健康の社会的決定要因と健康影響評価」 藤野善久(産業医科大学・公衆衛生学教室)

2.「日本での健康影響評価の適用と課題」 原邦夫(帝京平成大学)

3.「タイにおける地域に根ざした健康影響評価の実践」 ソンポン・ペンカン(タイ国家健康委員会)

参加費無料です。

詳細は、案内チラシをご覧ください。

第17回公開セミナー「第3回水俣病を伝えるセミナー」

当センターでは、水俣病事件史において第一次訴訟など初期から道を切り開いてきた人の語りから水俣病を学び、自らの教育現場でどのように次世代に伝えていくかを再検証することを目的に、水俣・芦北公害研究サークルと共同で2010年からセミナーを開催してきました。

今回は、原田正純先生が残された言葉から、伝える側として何を学び、水俣病をどのように伝えていくかを共に考えたいと思います。また、当事者の生活の場で話を伺い現場を体験していただける貴重な機会を準備しました。今回は、参加対象者を教育の現場で水俣病を伝える先生たちに絞っております。今、あらためて自らの「伝える」ことを見直してみませんか。

期日:平成24年8月8日(水)、8月10日(金)

場所:熊本学園大学水俣学現地研究センター

水俣市浜町2-7-13 TEL&FAX:0966-63-5030対象:熊本県下の教職員

参加費:500円

主催:熊本学園大学水俣学研究センター、水俣・芦北公害研究サークル

内容

8月8日 18:00~20:30

DVD上映「原田先生は何を伝えようとしたか」

講演 花田昌宣「今、水俣は-終わらない水俣病」

8月10日 13:00~18:30

当事者の話を聞く(各会場に分かれて行います)

坂本フジエさん、上村好男さん、坂本しのぶさん

各会場からの報告、自由討論

※事前の申し込みが必要です。

申し込みは、FAXで氏名・所属・住所・電話番号をご記入のうえ水俣学現地研究センターに8月1日(水)までにお送りください。

申込先:水俣学現地研究センター FAX:0966-63-5030

第16回公開セミナーカナダ先住民来日!! 講演会と映画「カナダ先住民と水俣病」のご案内

ナダ先住民来日!! 講演会と映画「カナダ先住民と水俣病」のご案内

水俣学研究センターでは、9月にカナダ、オンタリオ州の水俣病発生地の先住民ならびに映画作家を招聘し、カナダにおける水俣病と先住民問題にかんする講演会、映画上映会を熊本・水俣で下記の日程で行います。

熊本

日時:9月10日(土)13:30~16:30

場所:熊本学園大学図書館AVホール

水俣

日時:9月11日(日)14:00~17:00

場所:水俣市もやい館ホール

先行上映会

日時:9月8日(木)・9日(金) 18:00~19:30

場所:水俣市公民館第1研修室

すべて入場無料

カナダより来訪予定者

(1)Mr. Chief.Simon Fobister チーフ サイモン・フォビスター

1955年12月生まれ、小学校時代を、強制寄宿学校で過ごした。

1976年~1980年、及び2002年から現在に至るまでグラッシー・ナロウズのチーフをつとめる。水銀汚染問題では調査団を積極的に受け入れるとともに、スポークスマン的役割を果たしている。

(2)Ms. Judy Da Sylva ジュディ・デ・シルバ

グラッシー・ナロウズ在住、5児の母、居留地事務所勤務、グラッシー・ナロウズ環境委員会委員長

先住民の暮らしと権利を守り環境破壊に抗議する活動の中心的存在。

(3)Ms. Sylvia Henry シルビア・ヘンリー

1976年生まれ、3児の母。ホワイト・ドッグ在住。

マニトバ大学大学院で先住民研究を専攻し、長老の聞き取りをベースに水銀汚染がコミュニティーに及ぼした影響について研究中

(4)大類 義 Orui Tadashi (元日本大学芸術学部教員、映画作家、支援者)

ウィニペグ在住、

原田氏ら水俣学研究センターの現地調査に随行しコーディネートする傍ら映画撮影を行い、ドキュメンタリー映画「カナダ水俣病と先住民」を完成させた。

この映画は2009年から2010年にかけてカナダ各地で上映され好評を博した。

(5)Mr. Thor Atkinhead ソア・アトキンヘッド

Friends of Grassy グラッシー・ナロウズ協会

ウィニペグ在住。先住民の権利要求運動を支援するグループを主宰。われわれの調査研究の協力者。

第15回 公開セミナー「「水俣病」を伝える」のご案内

第15回セミナー「「水俣病」を伝える」セミナー」

水俣病公式確認から55年が経ちました。この間、「水俣病」は何度も終わりとされました。最近は「水俣病を教訓として」という言葉が頻繁に使われます。水俣の学校現場では、「環境を大切にする明るい水俣を発信」することが求められています。

しかし現状を見てみると水俣病問題は、何ら解決はしていません。むしろ問題が複雑化してわかりにくくなっています。また、水俣病の教訓とは何でしょう。「水俣病」の何をどう教訓とするかはあまり語られません。環境を大切にするという考え方は、命や人権を踏みにじった公害を経験して生まれたものではないでしょうか。

今回私たちは、原点に返って、「水俣病」の歴史と水俣病とともに生きてこられた当事者(=患者)から学ぼうと企画しました。多くの皆さんの参加をお待ちしております。

1 日 時  ① 8月12日(金)18:00~20:00

☆ 50年以上、常に被害者の視点で水俣にかかわってこられた原田正純先生のお話

② 8月25日(木)18:00~20:00

☆ 患者・坂本フジエさん(胎児性患者・坂本しのぶさんのお母さん)のお話

2 場 所  水俣市公民館 2F 研修室(住所:水俣市浜町2丁目10-26 Tel:0966-63-8402)

3 その他  参加費無料

※ 毎回、会終了後 交流会をします。こちらにも奮ってご参加ください。

※ 問い合わせ先 水俣学現地研究センター TEL/Fax:0966-63-5030