公開セミナー・シンポジウム

さいれん復刻版刊行記念シンポジウムを開催いたします

熊本学園大学水俣学研究センターでは2005年、水俣病の原因企業であるチッソの労働組合(新日窒労組)旧蔵資料の寄贈を受け、水俣学現地研究センターに架蔵し、鋭意、整理ならびにデータベース化を行いホームページ上に公開してまいりました。

その一環として、2010年12月より、同労組機関紙「さいれん」復刻版を、版元の柏書房、販売元の紀伊国屋書店の協力を得て、刊行を継続してきました。

本復刻版は、本年6月に最終第6回配本(全24巻)をもって完結することになります。

「さいれん」は、新日窒労組の60年の歴史を刻む記録であるとともに、水俣病と取り組んだ組合の貴重な記録であり、また、日本の戦後史とりわけ労働者の生活史/誌の記録としても読み継がれるべき資料だと考えております。

熊本県の南端にある地方都市の労働組合であるが故に、戦後日本労働運動史のなかでは、あまり注目されてきませんでしたが、労使関係研究上もこの組合の軌跡は高い評価を得るものです。

こうした観点から、この「さいれん」復刻版の意味を広く訴えることを願って完結記念のシンポジウムの開催を企画いたしました。

当日は、12:00-13:00の間、新日窒労組が撮りためていた未公開の映像資料の公開もいたします。

また、この記念シンポジウムに合わせて、「さいれん」復刻版の各回配本に付された解題を水俣学ブックレットとして刊行いたします。

詳細は、添付しておりますチラシをご覧ください。

日時:2013年6月28日(金)13:00-16:00(12:00開場)

場所:くまもと森都心プラザホール5階

主催:熊本学園大学水俣学研究センター・くまもと森都心プラザ図書館

後援:柏書房・紀伊國屋書店・法政大学大原社会問題研究所

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