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シンポジウム 胎児性水俣病が問いかける―公式認定50年後の今日から 開催のご案内

シンポジウム

「胎児性水俣病が問いかけるー公式認定50年後の今日から」を2月23日(土)~2月24日(日)に開催いたします。

日時 2013年2月23日(土)

時間 13:30~17:30(13:00開場)

場所 熊本学園大学14号館1F 高橋記念ホール

2013年2月24日(日)

時間 10:30~17:00(10:00開場)

場所 熊本県水俣市公民館ホール

毒物が胎盤をとおして胎児に移り水俣病が起きていることを立証したのは原田正純先生だった。プラセンタバリアは毒物を通さないという定説が覆った。その結果、正式に認められたのは、1962年11月の認定診査協議会だった。それから50年、胎児性水俣病を胎児期に母体内において有機水銀の暴露を受け発症した水俣病患者をさすとすれば、現在認定されている胎児性の患者数は氷山の一角にすぎない。というのも、脳性まひ様の重篤な患者だけを胎児性水俣病とよび、それ以外の患者たちを見落とし、また調査も十分になされてこなかった。このシンポジウムはそうした原田先生の反省を受けて、生前に企画されていたが、先生の体調を考慮して延期されていた。

人類の経験したことのなかった濃厚な水銀汚染、そして胎児性水俣病の発生は、私たちに多くのものを突き付けているであろう。今、改めて「胎児性水俣病」の過去と現在を考えていく必要があるのではないか。これはまた、水俣病事件史の重要な課題である。

水俣と新潟の胎児性水俣病の経験と現在の課題を問うとともに、障害を持って生きるということと重ね合わせながら考えてみたいと思います。

参加費は無料です。

詳細は、案内チラシをご覧ください

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