第38回課題検討会「川内原発の再稼働を問う―周辺自治体における避難計画の観点から―」を開催します
<テーマ> 川内原発の再稼働を問う(『エネルギーを選ぶ』シリーズ②) -周辺自治体における避難計画の観点から- <話題提供> 永野隆文さん(原発避難計画を考える水俣の会) 大嶽弥生さん(原発避難計画を考える水俣の会) <コーディネート> 宮北隆志(熊本学園大学 水俣学現地研究センター長) <日時> 2014年10月27日(月)19:00~21:00 <場所> 熊本学園大学 水俣学現地研究センター
川内原発は再稼働第1号になりそうで、40キロの距離にある水俣は、鹿児島県出水市からの避難者の受け入れ先になっています。実際避難するとなると大変なことだらけで、出水市の避難計画は進んでいません。しかも、過酷事故の時には、水俣の人たちも逃げるでしょう。アメリカでは避難計画の整備は原発稼働の必須条件ですが、日本はそうではありません。
4月5日、反原発活動を続けてきた全国の仲間や、川内現地からも参加して、再稼働を止めるための作戦会議を水俣で開き、「原発避難計画を考える水俣の会」が発足しました。福島事故で被災した人たちの悔しい思いや、言葉では表せないもがきに連帯するために、常日頃、命を一番大切に思っている私がつい口走った「命を懸けて再稼働を止めたい」という気持ちが今です。
過疎地の原発周辺で暮らしている人が棄民にされようとしています。こんな犠牲を新たに強いる再稼働、これでいいのでしょうか?
(永野隆文さん『かんくま通信』より抜粋)今回の水俣・芦北地域戦略プラットフォーム地域戦略検討会では、川内原発再稼働問題について、特に「避難計画」の観点から問い直します。
川内原発の周辺自治体として、水俣市は原発事故の発生を想定し、市民が「いかに逃げるか」ということのみならず、市外からの避難者を「いかに受け入れるか」ということについて十分に備える必要があるはずですが、計画策定のメドも立っていないのが現状です。このまま再稼働へ進んでいって良いのでしょうか。
みなさんのご参加をお待ちしております。