水俣学若手研究者セミナーのご案内
2011(平成23)年度 水俣学若手研究者セミナー 開催要項
水俣学研究センターでは、水俣学の試みとその成果について議論し、また本研究機関を積極的に活用していただくため、「水俣学若手研究者セミナー」を開催します。つきましては、全国の大学関係者、大学院生およびPDおよび在野の研究者を対象に下記の要領で受講者を募集します。
本年度のセミナーでは、「水俣病事件の現在と水俣学の試み」をテーマに、本学教員・ゲスト講師・研究員による発表セミナーに続いて、現地フィールドワーク、受講者による討論を行ないます。
また、資料や設備などの水俣学研究センターの紹介、図書室や展示などの施設案内も合わせて実施します。ご応募をお待ちしています。
記
1.開催期間 2011年9月1日(木)~4日(日)の4日間
2.開催場所 熊本学園大学水俣学現地研究センター(熊本県水俣市浜町2-7-13)
3.テーマ 「水俣病事件の現在と水俣学の試み」
4.セミナーの内容
(1)水俣学研究センターの紹介と案内
(2)水俣病事件に取り組んできた研究者及び地元の方々によるセミナー
原田正純 熊本学園大学水俣学研究センター顧問、医師 「水俣病患者と50年」
丸山定巳 熊本学園大学教授 「水俣病と地域社会」
花田昌宣 熊本学園大学水俣学研究センター長 「水俣学研究センターの試み」
宮北隆志 熊本学園大学水俣学現地研究センター長「水俣・芦北の地域戦略」
ゲスト
淡路剛久 立教大学教授、日本環境会議「水俣病事件と法」
(3)地元からの報告
山下善寛 元新日本窒素労働組合委員長 「チッソと水俣病」
田中睦 水俣市立第一小学校教諭、水俣・芦北公害研究サークル会長 「公害教育と水俣病」
そのほか
(4)フィールドワークとその特徴
その1:[水俣を見る] 水俣病とその歴史
その2:[水俣病を聴く] 被害者のナラティブに接する
5.応募資格
(1)大学院生あるいはPD、または左記に相当する研究歴を有し、積極的に参加する意思を持つ者。
(2)大学などにポストを有する研究者で水俣病に関心を有する者。
(3)学部生の場合、卒業研究で水俣病等を課題としている者は指導教員の推薦を得ること。
(4)上記に該当しない場合は、ご相談ください。なお、「若手」とは年齢によるものとは考えておりません。
6.募集人数 20名
7.受講料無料(現地移動、フィールドワークにかかる費用は主催者が負担します。水俣までの旅費交通費、滞在期間中の宿泊費、食事代はご負担ください。)
8.応募方法
① 略歴書(所定の書式を使用、メールアドレスを明記のこと)参考資料からダウンロードできます。
② 自分の研究テーマ(1200字程度の発表内容を記載、様式自由)
9.応募締切 2011年7月30日[土曜日]
10.受講者の決定
応募書類にもとづき、申し込み多数の場合には、水俣学研究センターにおいて選考の上、8月中旬に通知いたします。
12 参考文献(事前学習)
参加者は、事前に学習して参加することが望ましい
1)『ガイドブック:水俣を歩き、ミナマタに学ぶ』水俣学ブックレット 熊本日日新聞社ほか
2)『水俣学講義』(日本評論社)『水俣学研究序説』(藤原書店)
『水俣学研究』(水俣学研究センター紀要)所収論文
3)水俣学研究センターホームページ
(書籍・紀要に関しては水俣学研究センターホームページ上の出版物、ブックレットのページをご覧ください)
13.その他
① 受講者はセミナーの全日程に参加すること。
② セミナー開催期間中の宿泊場所は、ご案内いたしますが、各受講者が手配してください。*9/3宿泊に関しては当センターにて予約いたします。(1泊2食付き6000円)
③ フィールドワークでの現地移動は、マイクロバス、水俣学研究センターのワゴン車などを使います。
④プログラムの順序、フィールドワークの都合や受講者の人数等に応じて変更の可能性があります。また、地域の行事があるときは参加を検討します。
⑤応募書類は返却しません。なお、個人情報に関しては本セミナー以外の目的には使用しません。
14.応募/問合せ先
〒862-8680 熊本市大江2-5-1
熊本学園大学水俣学研究センター 宛
minamata@kumagaku.ac.jp
096-364-8913(ダイヤルイン)
宿泊について
ご宿泊につきましては、ご自身でご予約くださいますようお願い申し上げます。
*9/3(土)湯の鶴宿泊に関しましては、当センターにて予約いたします。(1泊2食付き6000円)
詳細は、参考資料1~3をご覧ください。