第28回天草環境会議のご案内
天草環境会議は、今回で28回目を迎えことになります。
これまで、多くの人たちがそれぞれの持ち場で力を発揮していただき、28年の長い間続けることができたことを感謝申し上げます。しかしながら、東日本が大震災に見舞われ、さらに、私たちが一番危惧していた原発事故が福島において発生し、大震災の上に取り返しのつかない被害を広げようとしています。
自然災害は人間が命の大切さを忘れ、驕り高ぶったときに発生し、自然の大切さを改めて教えてくれるものです。まして、人災と言われる原発事故は、原発を推進した罪の深さに気づき・悔い改めるとともに、物質的な豊かさ・楽をしたいという人間のエゴをすてて自然界の一員としての人間性を取り戻すことを示唆しています。
今回は、30周年への準備を進めるなかで、東日本大震災の現状を見つめながら、2つの流れで開催します。
1つは、原発事故がもたらすこれからのエネルギー政策と私たちの役割
2つ目は、私たちのすぐそばに立地されている玄海・川内原発の実態等を聞きながら、私どもの終わりなきテーマであります「子どもたちへつなぐ天草の海山」について、子供たちへどうつなげていくのか・・・について検証できたらと考えています。
また、苓北の真っ赤な夕日に染まりつつ、日が落ちると手が届きそうな満天の星の下で天草のおいしい魚による星空野外パ-ティーも計画しています。
ぜひ、参加いただけたらと地元では準備を進めています。
日時:2010年7月9日(土)13時~10日(日)12時
場所:苓北町コミニュティーセンター 熊本県天草郡苓北町志岐
資料代:1,000円
主催:天草環境会議実行委員会「はえん風」
共催:熊本学園大学水俣学研究センター
企画協力:一橋大学自然資源経済論PT
プログラム
第1日目
第1部 講演 「福島原発事故による深刻な放射能汚染」中地重晴 熊本学園大学
第2部 東日本代震災現地報告
○ 熊本学園大学から 花田昌宣 ○ 一橋大学から 山下英俊
第3部玄海および川内原発からの報告
○ 玄海原発から 田口常幸
○ 川内原発から 鳥原良子
第4部各地からの報告
○ 「中国の火力発電所と大気汚染問題」傳 喆 一橋大学
○ 水俣から
○ 天草から
第2日目 9:00~12:00
車座座談会:東日本大震災後の子どもたちへつなぐ天草の海山の取り組みとして、1 自然のありようとして、メインテーマである「子どもたちへつなぐ天草の海山」を子供たちへどうつなげていくのか、2 電源立地における固定資産税・電源交付金、各種補償体制と地方・住民自治のありようについて・・・等
星 空 野 外 パーティー
○日時:7月9日(土) 18:30~
○場所:町民の会事務所前特設会場
○会費:3,000円
詳細は、案内チラシをご覧ください