原田正純追悼展—水俣学への軌跡

これまでの展示紹介

原田正純追悼展—水俣学への軌跡

開催趣旨

原田正純先生が2011年6月に他界され半年が過ぎようとしていた頃からセンターで追悼展はしないのかという問い合わせが多く寄せられていたこともあり、開催したものです。

水俣学現地研究センターの1階会場には、原田先生が現地研究センターで診察の際に使っていらっしゃった診察道具や白衣、先生からセンターに寄贈されていた16ミリフィルムやネガ類、研究ノートやカルテなどを展示し、診察風景や講義の模様などを映像で見ていただけるようにしました。

原田先生からの寄贈資料は、当時センター長であった原田先生と事務局長であった花田昌宣との間で協議され、寄贈されていたものです。その中には、水俣病原因究明時期の資料や不知火海総合学術調査の資料など多岐に渡るものが含まれていますが、これらの資料は、2010年3月の先生の学園大学退職にあたってセンターに運び込まれたまま手つかずのままとなっていました。そこで、追悼展にあわせて整理作業を開始し、原田正純先生が辿ってこられた研究を通して、水俣学の取り組みまでを展示したものです。

開催要項
会期
2013年1月12日(土)- 6月11日(火)
会場
熊本学園大学水俣学現地研究センター
主催
熊本学園大学水俣学研究センター
展示の構成
第1部 水俣病との出会い:文書資料・パネル・現物資料17点
第2部 三池CO中毒、カネミ油症:文書資料・パネル5点
第3部 海外の足跡:文書資料・パネル11点
第4部 水俣学創設:文書資料・パネル・現物資料12点
第5部 映像でたどる原田先生の足跡:水俣学研究センターで撮りためた映像7点