梅戸港1
- チッソは1930年に石炭火力の火力発電所を梅戸港に建設した。この発電所は、電力枯渇の補給用ないし予備として運転された。老朽化により55年に発電が停止され、蒸気専用に切り替えていたが、65年に重油火力の発電が開始された。火力発電所から工場まで2.3キロをつなぐ重油パイプラインがみえる。
- 現在の梅戸港。火力発電所が消え、入港する船の姿もめっきり少なくなった。65年からある重油パイプラインは、現在なにを運んでいるのだろうか。石炭石を運ぶトロッコ電車の線路は消え、道路となっているが、トンネルは当時の面影を残している。