和名オオヘビガイ
- 学名
- Serpulorbis imbricatus (Dunker, 1860)
- 分類
- 軟体動物門
- 科
- ムカデガイ科 Vermetidae
殻幅約5cmの巻貝。管状の殻が転石に付着しています。管状の殻は、最初は右巻きで、そのうちに不規則に巻きます。潮が満ちてくると、粘液を分泌してそれを水中に「クモの巣」状に漂わせ、それで水中の有機物を捕らえて食べています。不知火海沿岸では、塩ゆで、酒蒸しにして食べられていました。
調査地点
袋湾東南端 貯木場前 |
袋湾西南部の 干潟 |
茂道湾湾口部東の 転石海岸 |
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-- | ●(死殻) | ○ |
絶滅の恐れの評価
日本ベントス学科 | 水産庁 | 環境省 | 熊本県 |
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- ○:2013年4月27日および7月5日、水俣(袋湾と茂道湾)での干潟ベントス調査(佐藤正典ほか約11名による見つけ取り採集)における出現種
- ●:2014年11月22日の袋湾での干潟調査(佐藤正典ほか約約15名による見付け取り)における出現種
- 日本ベントス学会(編)(2012)「干潟の絶滅危惧動物図鑑-海岸ベントスのレッドデータブック」 東海大学出版会.
- 水産庁(編)(1998)「日本の希少な野生水生生物に関するデータブック」 日本水産資源保護協会.
- 環境省レッドリスト(2006, 2007).
- 熊本県(2009)「改訂・熊本県の保護上重要な野生動植物-レッドデータブックくまもと2009-」.