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和名マゴコロガイ

学名
Peregrinamor oshimai Shoji, 1938
分類
軟体動物門
ウロコガイ科 Galeommatidae

マゴゴロガイは、殻長約1cmで、アナジャコ類と共生する二枚貝です。マゴゴロガイは、干潟に深い穴を掘って生活しているアナジャコの胸部腹面に足糸でくっつき、アナジャコの食物(水中から濾過した懸濁物)の一部をかすめ取って生きています。マゴゴロガイはアナジャコの体から離れていは生きてゆけず、一方、アナジャコにとっては、マゴコロガイによって大きな被害をうけてはいないので、「片利共生」の関係にあると考えられています。このマゴコロガイは、環境省と日本ベントス学会によって、「準絶滅危惧」に指定されています。

調査地点
袋湾東南端
貯木場前
袋湾西南部の
干潟
茂道湾湾口部東の
転石海岸
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絶滅の恐れの評価
日本ベントス学科 水産庁 環境省 熊本県
準絶滅危惧 -- 準絶滅危惧 絶滅危惧IB類
  • ○:2013年4月27日および7月5日、水俣(袋湾と茂道湾)での干潟ベントス調査(佐藤正典ほか約11名による見つけ取り採集)における出現種
  • ●:2014年11月22日の袋湾での干潟調査(佐藤正典ほか約約15名による見付け取り)における出現種
生息地