海辺の物語一覧を見る

和名ツバサゴカイ

学名
Chaetopterus cautus Marenzeller, 1879
分類
環形動物門
ツバサゴカイ科 Chaetopteridae

ツバサゴカイ(環形動物多毛綱)は、最大体長25cmに達する大型の種です。砂泥中にU字状の皮膜質の棲管をつくってその中で暮らしています。その棲管のやや堅くなった両端が干潟の表面から突き出しています。冠水時に海水を棲管中に貫流させ、その海水を濾過して水中の懸濁物を捕捉して食べています。虫体が強く発光することも有名ですが、その発光が何に役立っているのかはわかっていません。日本ベントス学会によって「絶滅危惧II類」に指定されています。

調査地点
袋湾東南端
貯木場前
袋湾西南部の
干潟
茂道湾湾口部東の
転石海岸
-- --
絶滅の恐れの評価
日本ベントス学科 水産庁 環境省 熊本県
絶滅危惧II類 -- -- 絶滅危惧IB類
  • ○:2013年4月27日および7月5日、水俣(袋湾と茂道湾)での干潟ベントス調査(佐藤正典ほか約11名による見つけ取り採集)における出現種
  • ●:2014年11月22日の袋湾での干潟調査(佐藤正典ほか約約15名による見付け取り)における出現種
生息地