第41回課題検討会「自然産業につながる人々 4 ―捕る人・つなぐ人・食べる人―」を開催します
テーマ 自然産業につながる人々 4 ―捕る人・つなぐ人・食べる人―
話題提供 鴨川強巳さん(蛸漁師)/中村雄幸さん(鮮魚商)/諸橋賢一さん(水俣食べる通信)
コーディネート 藤本延啓(熊本学園大学 社会福祉学部福祉環境学科)
日時 2017年 1月 16日(月) 18:30~20:30
場所 熊本学園大学 水俣学現地研究センター
これからの水俣・芦北地域のあり方を展望する「プラットフォーム」課題検討会。今回のゲストは、蛸漁師さんの鴨川強巳さん、魚屋さんの中村雄幸さん、『水俣食べる通信』編集長の諸橋賢一さんです。
「タコのおかげで子どもたちば育てることができたし、今もタコに生かしてもらっとる。これからも命ある限り、水俣の海に出て、タコば捕り続けるよ」(鴨川さん:『水俣食べる通信』より )
水俣の「捕る人」「つなぐ人」「食べる人」から、それぞれのストーリーと思いを伺いながら、生産―流通―消費のサイクルと水俣地域社会のありようについて、われわれ「食べる人」の立場から自省的に考えていきたいと思います。
どうぞご参加ください。
水俣・芦北地域戦略プラットフォームの開催スケジュール
第40回課題検討会「みなまる弁当はなぜお弁当屋さんなのか」を開催します
みなまる弁当はなぜお弁当屋さんなのか―ひとつのお弁当から考える、水俣地域の課題とその打開の方策―
話題提供 永里寿敏さん (みなまる弁当代表)
日 時 2016年 3月28日(月) 19:00~21:00
場 所 熊本学園大学 水俣学現地研究センター
昨年12月9日「みなまる弁当」がオープンしました。
お召し上がりになりましたか? とても美味しくて、やさしい気持ちになるお弁当ですが、このお弁当屋さん、単なる「弁当を売る店」ではないようです。 お品書きを眺め、お弁当の中を覗くと、そこに込められた「地元」 に対する強い気持ちやたくさんのつながりが見えてきます。 今回のプラットフォームでは、「みなまる弁当」を起業された永里寿敏さんをお招きします。ひとつのお弁当を通して、
商店街の課題、さらには水俣地域社会がかかえる課題を考え、その打開に向けた「 本気」の方策を伺います。 みなさまのご参加をお待ちしております。
第39回課題検討会「『環境首都水俣』創造事業を考える」を開催します
「環境首都水俣」創造事業を考える-水俣の「協働」「市民参加・参画」を問う-
話題提供 宮北隆志(熊本学園大学 水俣学現地研究センター長)
藤本延啓(熊本学園大学 社会福祉学部 講師)日時 2015年 6月29日(月)19:00~21:00
場所 熊本学園大学 水俣学現地研究センター
水俣市第5次総合計画を読んでみると、水俣市における「まちづくりの基本理念」として、「『真の豊かさ』を感じることができ、多くの人が交流する、活力あるまちを、市民協働で築いていきます」と述べられています。ところがその一方で、近年の水俣では「協働」のあり方が問われる事柄がいくつも起きているように感じられてしまうのは、なぜでしょうか。
今回のプラットフォームでは、「環境首都水俣創造事業」とそれに至る経緯を中心的な議論対象としながら、水俣市の「協働」「市民参加・参画」について問うていきたいと思います。
まず藤本から、「協働」の観点に基づく「水俣円卓会議」と「環境モデル都市推進委員会」の経緯について、さらに宮北より、「みなまた環境まちづくり研究会」から「『環境首都水俣』創造事業」への経緯について、それぞれ課題提示をふくめながら報告します。その上で、参加者間で情報共有・意見交換を進めていきたいと考えています。
みなさんのご参加をお待ちしております。
第38回課題検討会「川内原発の再稼働を問う―周辺自治体における避難計画の観点から―」を開催します
<テーマ> 川内原発の再稼働を問う(『エネルギーを選ぶ』シリーズ②) -周辺自治体における避難計画の観点から- <話題提供> 永野隆文さん(原発避難計画を考える水俣の会) 大嶽弥生さん(原発避難計画を考える水俣の会) <コーディネート> 宮北隆志(熊本学園大学 水俣学現地研究センター長) <日時> 2014年10月27日(月)19:00~21:00 <場所> 熊本学園大学 水俣学現地研究センター
川内原発は再稼働第1号になりそうで、40キロの距離にある水俣は、鹿児島県出水市からの避難者の受け入れ先になっています。実際避難するとなると大変なことだらけで、出水市の避難計画は進んでいません。しかも、過酷事故の時には、水俣の人たちも逃げるでしょう。アメリカでは避難計画の整備は原発稼働の必須条件ですが、日本はそうではありません。
4月5日、反原発活動を続けてきた全国の仲間や、川内現地からも参加して、再稼働を止めるための作戦会議を水俣で開き、「原発避難計画を考える水俣の会」が発足しました。福島事故で被災した人たちの悔しい思いや、言葉では表せないもがきに連帯するために、常日頃、命を一番大切に思っている私がつい口走った「命を懸けて再稼働を止めたい」という気持ちが今です。
過疎地の原発周辺で暮らしている人が棄民にされようとしています。こんな犠牲を新たに強いる再稼働、これでいいのでしょうか?
(永野隆文さん『かんくま通信』より抜粋)今回の水俣・芦北地域戦略プラットフォーム地域戦略検討会では、川内原発再稼働問題について、特に「避難計画」の観点から問い直します。
川内原発の周辺自治体として、水俣市は原発事故の発生を想定し、市民が「いかに逃げるか」ということのみならず、市外からの避難者を「いかに受け入れるか」ということについて十分に備える必要があるはずですが、計画策定のメドも立っていないのが現状です。このまま再稼働へ進んでいって良いのでしょうか。
みなさんのご参加をお待ちしております。
第37回課題検討会「水銀リサイクルの現状と課題―イトムカ視察から水俣湾埋立地の今後を考える―」を開催します
<テーマ> 『脱水銀社会』シリーズ②
水銀リサイクルの現状と課題 ―イトムカ視察から水俣湾埋立地の今後を考える―<話題提供> 大嶽弥生さん(みなまた地域研究会)
永野隆文さん(みなまた地域研究会)
山下善寛さん(みなまた地域研究会)<コーディネート> 中地重晴 (熊本学園大学 社会福祉学部 教授)
日時 2014年 9月29日(月)19:00~21:00
場所 熊本学園大学 水俣学現地研究センター
シリーズ「脱水銀社会」第2回となる今回は、北海道の水銀鉱山跡に立地する「野村興産イトムカ鉱業所」の視察報告を中心に進めていきます。
イトムカ鉱業所の廃棄物処理プラントは、世界でもトップクラスの高性能を誇り、全国から運搬された廃棄物は、それぞれ最適な方法によって処理されます。使用済み乾電池、汚染土壌はロータリーキルン、汚泥類は多段式焙焼炉、医療廃棄物などは高温焼却炉、乾留ガス化焼却炉で処理し、蛍光灯はカレット化工場で高品位カレットを製造するなど、各種プラントを有しております。また敷地内には管理型の最終処分場を備えており、中間処理から最終処分まで『完結型のリサイクル施設』だということがイトムカ鉱業所の最大の特徴と言えます(イトムカ鉱業所ホームページより)
実際にイトムカを視察された「みなまた地域研究会」の大嶽弥生さん、永野隆文さん、山下善寛さんのご報告を聞きながら、日本における水銀リサイクルの現状と課題を考えます。
さらに、水銀条約に述べられた「汚染された場所の特定・評価・管理・修復」等を念頭におきながら、水俣湾埋立地の今後につながる議論をしたいと思います。
みなさんのご参加をお待ちしております。
第36回課題検討会「産廃計画跡地にメガソーラー?―自然資源は誰のものか―」を開催します
<テーマ> 『産廃計画跡地にメガソーラー? ―自然資源は誰のものか― <話題提供> 坂本龍虹さん(水俣の暮らしを守る・みんなの会) 山下善寛さん(水俣の暮らしを守る・みんなの会) 藤本寿子さん(ガイアみなまた) <コーディネート> 宮北隆志(熊本学園大学 水俣学現地研究センター長) <日時> 2014年 2月 3日(月)19:00-案内ちらし21:00 <場所> 熊本学園大学 水俣学現地研究センター かつて産業廃棄物最終処分場の建設計画があった水俣市長崎・湯出の山林に、 大規模な公園化と太陽光発電施設(メガソーラー)の計画があることが分かった。 4日夜、土地を所有する熊本市の経営コンサルティング会社、ユニオンネット (林信夫社長)が地元住民への説明会を開いた。 [熊本日日新聞朝刊:2013年12月6日] 私たちは、この「産廃計画跡地にメガソーラー」に対してどう向き合うべきなのでしょうか。 まずは情報を持ち寄って共有しながら、特に「地域の自然資源を地域でいかに生かしていくのか」 ということを意識して、その方向性を探っていきたいと思います。 皆さまのご参加をお待ちしております。
第35回課題検討会「水俣で『脱水銀社会』を考える」を開催します
<テーマ>
『脱水銀社会』シリーズ①
水俣で「脱水銀社会」を考える ―「水銀条約外交会議」のふり返りと意見交流 ―
<話題提供>
谷 洋一さん (NPO法人水俣病協働センター理事/水俣病被害者互助会 事務局)
山下善寛さん (水俣の暮らしを守る・みんなの会)
中地重晴 (熊本学園大学 社会福祉学部 教授)
<コーディネート>
宮北隆志 (熊本学園大学 水俣学現地研究センター長)
<日時> 2013年 11月11日(月)19:00-21:00
<場所> 熊本学園大学 水俣学現地研究センター
先月9日から11日、熊本・水俣で「水銀条約外交会議」が開催されました。「水銀」があらためて世間の耳目を集めることになったこの機会をとらえて、プラットフォームでは今回から数回シリーズで「脱水銀社会」をテーマに取り上げます。
「脱水銀社会」とは、明確な定義を与えられた言葉ではありませんが、非常にやっかいな有害物質である水銀から、私たちの暮らしがいかに抜け出せるか、あるいは、いかに水銀の使用をコントロールできるか、そのような事柄を広くイメージする言葉として、このシリーズでは使っていきたいと考えています。
今回は、その取りかかりとして、谷洋一さんから海外での水銀にかかわる会議の動向、山下善寛さんから水俣市民としての脱水銀をテーマに、そして中地重晴からは水銀条約外交会議のふり返りと、まずはお三方から話題提供をいただきます。
その上で、特に「水俣での脱水銀」を意識しながら、「脱水銀社会」にかかわる内容について自由な情報・意見交流をしたいと思います。みなさんのご参加をお待ちしております。
第34回課題検討会「水俣の給食牛乳容器を考える」を開催します
テーマ
水俣の給食牛乳容器を考える
―「中学校はなぜ250mlで紙パックなの?」
ゼロ・ウェイスト円卓会議のBGOプロジェクトから―話題提供
浦 万希子 氏(水俣市学校給食センター 所長)
田中 利和 氏(株式会社 田中商店 専務)
ゼロ・ウェイスト円卓会議 BGOプロジェクトメンバー
藤本 延啓(熊本学園大学 社会福祉学部福祉環境学科 講師)コーディネート 宮北 隆志(熊本学園大学 水俣学現地研究センター長)
日 時 8月5日(月) 19:00~21:00
場 所 熊本学園大学 水俣学現地研究センター「BGO(ビンで牛乳をおいしく飲む)プロジェクト」は、ゼロ・ウェイスト円卓会議で現在進められているプロジェクトの1つです。水俣の小学校の学校給食で出されている牛乳は「200mlビン」、それに対して中学校は「250ml紙パック」。ゼロ・ウェイストの観点からすれば、明らかにビンが良いはずなのに、なぜ中学校は紙パック? しかもなぜ小学校より50ml多いの?
その背景には「製ビン業界の事情」「カルシウム摂取基準値」はては「補助金」の問題など、「ごみ減量」や「環境負荷」だけでは片づけられない、様々な事情があったのでした。
今回の水俣・芦北地域戦略プラットフォームでは、学校給食の牛乳にかかわる方々から話題提供をいただき、様々に絡み合う論点を整理した上で自由に意見を交わしながら、「ゼロ・ウェイスト宣言都市 水俣」での学校給食・牛乳について、今後のあるべき方向を探っていきたいと思います。
第33回課題検討会「『協働』を実現する取り組みとは?」を開催します
水俣・芦北地域戦略プラットフォーム第18回地域戦略検討会(第33回課題検討会)を開催します。
テーマ 『協働』を実現する取り組みとは?―円卓会議での「焼酎づくり」と「茶のみ場」から考える―
話題提供 「焼酎づくり」「茶のみ場」メンバー
コーディネート 宮北隆志 [熊本学園大学 水俣学現地研究センター長]
日 時 3月18日(月) 19:00~21:00
場 所 熊本学園大学 水俣学現地研究センター
2012年度の水俣・芦北地域プラットフォームでは、『円卓会議と市民参加』シリーズを5回にわたって開催し、円卓会議の現状における「市民参加」や「協働」について考えてきました。
すでに議論があったように、円卓会議の本来の姿とは、様々な主体が「協働」して、地域を目指す方向に進めるために、政策を議論し、具体的な取り組みを実現させるような役割を果たすことです。
今回のプラットフォームでは、このような「様々な主体の協働」に着目します。
「協働」の実現に一定の成果を挙げることができた事例として、環境にやさしい暮らし円卓会議の「焼酎づくり」と、ゼロ・ウェイスト円卓会議の「茶のみ場」を取り上げ、それぞれの関係者に話題提供をいただきながら、「協働」を実現するための要素・方法について考えてみたいと思います。
皆さまのご参加をお待ちしております。
第32回課題検討会『円卓会議と市民参加』シリーズ⑤を開催します
水俣・芦北地域戦略プラットフォーム第17回地域戦略検討会(第32回課題検討会)を開催します。
2012年のプラットフォームでは、『円卓会議と市民参加』シリーズを4回にわたって開催しました。
第1回:水俣市「円卓会議」の“今”
第2回:「エネルギーと産業円卓会議」と 市民参加
第3回:「観光と公共交通円卓会議」と市民参加
第4回:「環境大学・環境学習円卓会議」と市民参加
このシリーズは、参加者間の情報共有やフリーな意見交換という意味では、一定の成果を得られたものと考えています。
この4回の成果を受けて、2013年最初の地域戦略検討会では、
①『円卓会議と市民参加』シリーズ各回での情報や意見をあらためて整理し、
②11月26日に開催された「合同会議」等、その後の事柄を確認した上で、
③円卓会議全体の現状を俯瞰しながら、
④水俣における『円卓会議と市民参加』のあるべき姿と、
⑤円卓会議に関わる各主体(市民、市役所、コンサル等)の立場や役割、できる行動を考える
といった流れでシリーズをまとめ、実際に各円卓会議へフィードバックできる内容としたいと思います。
皆さまのご参加をお待ちしております。