第21期公開講座「つくりたい水俣の未来を考える」を開催いたします
第21期公開講座「つくりたい水俣の未来を考える」◎
〇現在~2050年の日本社会は、少子高齢社会にともなう人口減少、地域社会の衰退や既存の産業構造の急激な変化、そして気候変動など地球規模の課題に直面しています。これらの問題は水俣市にとっても決して無関係ではありません。
〇受け身で「やがて来る水俣の将来」を受け入れるのではなく、私たち一人ひとりの課題として、ともに「つくりたい水俣の未来」像を考え、実現するためのヒントとなる内容を、農林水産業、福祉、エネルギー問題、子育て、公害・環境教育など、各分野の研究者や実践者に講演していただきます。
開催日程:2024年10⽉1⽇ から10⽉22⽇ の 毎週⽕曜⽇
会 場:エコネットみなまた(熊本県⽔俣市南福寺60)
時 間:午後6時30分〜8時30分
対 象:水俣・芦北地域の市民(どなたでも、ご参加できます)
後 援:水俣市、水俣市教育委員会、水俣市社会福祉協議会
開催方法:対面公開講座予定
10月1日 「『水俣』を学ぶ/学ばせる意味~広島女学院高校Global Issuesにおける取組から」
〇〇〇〇〇加藤 弘輝(広島女学院中学高等学校教諭)
10月8日 「森と棚田のめぐみはタダで良かですか?」
〇〇〇〇〇沢畑 亨(水俣市久木野ふるさとセンター愛林館館長)
10月15日 「環境福祉政策からのまちづくり~水俣の未来~」
〇〇〇〇〇炭谷 茂(恩賜財団済生会理事長)
10月22日 「里山(の保育)で育つ子どもは、安心としあわせに満ちみちて」
〇〇〇〇〇宮里 六郎(熊本学園大学名誉教授)*第5回目は講師の体調不良により、中止となります。
そのため全4回の開催となります。
ご了承くださいますよう、お願い申しあげます。詳細は案内チラシもご覧ください。
お申し込みは関連資料の申し込み用紙にご記入の上、お申し込みください。◎参加申込先
熊本学園大学 水俣学現地研究センター
メール:m-genchi@kumagaku.ac.jp Fax:0966-83-8883
電話0966-63-5030
市民向けの一般的な内容
今後の予定
以下は終了しました
研究活動報告
第21期公開講座「つくりたい水俣の未来を考える」を開催いたしました。
〇第21期公開講座 「つくりたい水俣の未来を考える」を水俣市のエコネットみなまたホールにて10月1日から10月22日までの毎週火曜、全4回を開催いたしました。
〇日本社会は、少子高齢社会にともなう人口減少、地域社会の衰退や既存の産業構造の急激な変化、そして気候変動など地球規模の課題に直面しています。私たち一人ひとりの課題として、ともに「つくりたい水俣の未来」像を考え、実現するためのヒントとなる内容を学ぶ機会となったと思います。
〇今回は、広島女学院中学高等学校で水俣に訪れ、水俣を学ぶ取り組みをされている加藤先生から学生自身が考える学びについて、水俣の愛林館館長の沢畑さんからは森と棚田のめぐみを将来につなげる取り組み、恩賜財団済生会理事長炭谷さんからは、環境省や厚生労働省の経験とその根底に解決困難な課題に向き合う原点、インクルーシブな取り組みについて、熊本学園大学名誉教授の宮里さんからは、里山保育の実践、自然の中で育つ子どもと地域のつながりについて、講義をしていただきました。毎回たくさんの質問や感想をいただきました。現場の取り組みを聞くことで、新たな希望を持つことができる講義で、受講生の方々にも好評でした。ありがとうございました。
〇1回目の講義の様子は、翌日NHK熊本放送のニュースでも紹介されました。
〇本年度は会場での対面式での開催ができました。延べ146人の方々が受講し、そのうち13人が全4回参加され修了証を発行いたしました。