第22期公開講座「水俣学研究センター20年~水俣学と公害のこれまでとこれから~」
第22期公開講座「水俣学研究センター20年~水俣学と公害のこれまでとこれから~」を開催いたします
〇「負の遺産としての公害、⽔俣病を未来に活かす」ことを⽬的として、私たちが⽔俣学研究センターを設⽴してから20年が経ちます。今回はあらためてその理念に⽴ち戻って、「⽔俣学と公害のこれまでとこれから」と題する公開講座を企画しました。
〇⽇本全国・世界各地で、今もなお多くの公害・環境問題の被害者が、「問題の解決」というにはほど遠い状況に置かれています。また、差別や偏⾒も根強く残っています。被害の当事者の⽅々、⻑く公害研究・活動に携わってきた⽅々のお話を聞きながら、みなさんと⼀緒に考える機会としたいと思います。どうぞご参加ください。開催日程:2025年9月30日から10月28日の毎週火曜
〇会 場:エコネットみなまた(熊本県⽔俣市南福寺60)『カーナビ入力時は、1-60と入力してください』
〇時 間:午後6時30分〜8時30分
〇対 象:水俣・芦北地域の市民(どなたでも、ご参加できます)
〇後 援:水俣市社会福祉協議会
〇開催方法:対面公開講座予定
〇9月30日 「⽔俣学研究センター20年 ―⽔俣学と⽔俣病―」 花田昌宣(熊本学園大学水俣学研究センター顧問)
〇10月7日 「判決から53年 ―「四⽇市公害」の今」 伊藤 三男 (四⽇市再⽣「公害市⺠塾」代表)
〇10月14日 「⽣まれなかったいのちについて」 頼藤 貴志( 岡⼭⼤学⼤学院 医⻭薬学総合研究科 疫学・衛⽣学分野 教授)
〇10月21日 「⽔俣病と知らなかった」 ⼤⼾迫 智 (⽔俣病被害市⺠の会(⽔俣病認定義務付け訴訟原告))
〇〇〇〇/〇〇「⽔俣病被害者と障害者」 東 俊裕 (元弁護士(溝口訴訟担当)、元内閣府参与)
〇10月28日 「なぜいまさらカネミ油症事件なのか」 三苫 哲也 (カネミ油症被害者全国連絡会 事務局⻑)詳細は案内チラシもご覧ください。
〇お申し込みは関連資料の申し込み用紙にご記入の上、お申し込みください。
◎参加申込先
〇熊本学園大学 水俣学現地研究センター
〇メール:m-genchi@kumagaku.ac.jp
〇Fax:0966-83-8883
〇電 話:0966-63-5030
市民向けの一般的な内容
今後の予定
以下は終了しました
研究活動報告
第22期公開講座「水俣学研究センター20年~水俣学と公害のこれまでとこれから~」を開催しました。
〇第22期公開講座「水俣学研究センター20年~水俣学と公害のこれまでとこれから~」を水俣市のエコネットみなまたホールにて9月30日から10月28日までの毎週火曜、全5回を開催いたしました。
〇「負の遺産としての公害、⽔俣病を未来に活かす」ことを⽬的として、私たちが⽔俣学研究センターを設⽴してから20年が経ちます。今回はあらためてその理念に⽴ち戻って、「⽔俣学と公害のこれまでとこれから」と題する公開講座を企画しました。
〇初回は水俣学研究センター立ち上げから先頭にたち、センター長を13年務めた花田昌宣が「⽔俣学研究センター20年 ―⽔俣学と⽔俣病―」 と題して、センター立ち上げ前から、初代センター長の故原田正純先生が、熊本学園大学に赴任する際の話から、センターの取り組み、課題などを話しました。2回目は4大公害の四日市喘息について「判決から53年 ―「四⽇市公害」の今」 と題し、伊藤氏より四日市喘息の現状をお話しいただきました。3回目は頼藤氏より、水俣病によって「生まれなかったいのち」について話をしていただきました。4回目は、水俣病の被害当事者の大戸迫氏より、自身の水俣病について話していただき、東氏より、「水俣病と障害者に」ついて、認定の違いや差別に対する問題などを話していただきました。最終回は、三苫氏よりカネミ油症の現状について、膨大な資料とともに、大変分かりやすく、そして力のあるお話でした。最後に「私たちは微力だが、無力ではない」と言われたことが印象に強く残りました。
〇毎回たくさんの質問や感想をいただきました。現場の取り組みを聞くことで、新たな希望を持つことができる講義で、受講生の方々にも好評でした。ありがとうございました。
〇延べ183人の方々が受講し、そのうち10人が全5回参加され修了証を発行いたしました。







