新日窒労組機関紙『さいれん』復刻版4を刊行致しました。
水俣病を引き起こした原因企業の労働組合である新日窒労組の機関紙『さいれん』を2010年12月から刊行し、2012年6月に第4回配本を刊行いたしました。
第4回配本は「水俣病裁判への本格的関わり」の時期です。復刻版には、解題の冊子もございます。あわせてご覧下さい。
今年の4月から「新日本窒素労働組合旧蔵資料」DBも大きくリニューアルし、組合の歴史が写真でたどることができ、さらに労働歌、組合が撮影した8ミリフィルムなどが当センターのHP上でご覧いただけます。
投稿の開催スケジュール
訃報 原田正純先生
原田正純先生が、2012年6月11日10時12分、急性骨髄性白血病のためご自宅で逝去されました。享年77歳。
原田先生は、最後までお元気でなくなる数日前まで、お見舞客に語りかけ、また取材を受けておられました。
6月14日、生前からのご希望で葬儀とはず、お別れ会を熊本市内玉泉院月出会館にて開き、全国から1300名余の方が参列され、弔電やメッセージも600通あまり届きました。
「人類の負の遺産としての公害、水俣病を将来に活かす」が水俣学の出発点でした。
原田先生は、水俣学はまだ始まったばかり、水俣病事件は足尾のように100年後もまだ引き継がれて行くだろうと、最後まで語っておられました。
原田先生とともに水俣学を構築しようとしてきたもの、そして原田先生とともに歩んできた多くの人々とともに、先生のご冥福をお祈りいたします。
センター長 花田昌宣
シンポジウム「胎児性水俣病の50年~水俣学研究センター戦略的基盤形成事業中間報告~延期のお知らせ
原田先生の訃報を受け、喪に服すために、2012年7月21~22日に予定しておりました
シンポジウム「胎児性水俣病の50年~水俣学研究センター戦略的基盤形成事業中間報告~」を延期させていただきますのでご報告させていただきます。
2013年2月に開催予定です。
詳細がきまり次第ご案内いたします。
福祉環境学フォーラム 「いのちをつなぐ、東北、熊本」のお知らせ
福祉環境学フォーラム 「いのちをつなぐ、東北、熊本」のお知らせ
3.11以降、これからの福祉と環境をどう考えるかは、私たちの直面する重大なテーマです。この度は、日本の最前線で活躍されている講師をお招きし、時代を担う高校生・大学生とともに、人と人が支えあう、よりよい社会の在り方について考えていきたいと思います。また高校生の皆様に、大学での研究や教育について経験する機会としていただければ幸いです。
突然のお願いで誠に恐縮ではありますが、ご高配を賜りますようお願い申し上げます。
福祉環境学フォーラム いのちをつなぐ、東北、熊本
――3.11以降の福祉と環境を考える――
日時:平成24年6月30日 午後1時から3時30分
会場:熊本学園大学 14号館 1F高橋記念ホール
講師:
炭谷 茂(すみたに しげる)氏
恩賜財団済生会理事長。環境福祉学会副会長、ソーシャルファームジャパン理事長。
元厚生省社会・援護局長、元環境事務次官。
東 俊裕(ひがし としひろ)氏
内閣府障がい者制度改革推進会議室室長、弁護士。
元DPI 日本会議条約担当役員、元熊本学園大学教授
主催:熊本学園大学福祉環境学フォーラム実行委員会
(水俣学研究センター、社会福祉研究所、社会関係学会、福祉環境学科)
後援:熊本県教育委員会・熊本市教育委員会
訃報
原田正純先生(熊本学園大学水俣学研究センター顧問)が、6月11日、午後10時12分、急性骨髄性白血病のためなくなられました。享年77歳。
つきましては、お別れ会(無宗教・自由葬)を行います。詳しくは添付ファイルをご覧下さい。
通夜はご本人の意志でございません。ご理解のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
新日本窒素労働組合旧蔵資料データーベースリニューアルのご案内
このたび、新日本窒素労働組合旧蔵資料データーベースをリニューアルいたしました。文献目録だけでなく、新日窒労組の歴史を写真・動画・音声で構成した「映像で見る新日窒労組の歴史」ショートストーリーを制作、アップしました。ショートストーリーは、組合の歴史が写真100点とともにご理解いただけるようキャプションをいれております。
文献目録は、前年につづき「さいれん」1~1192号(登録番号4267~4275番)および2952~3238号(登録番号4295~4300番)から採取した記事データをアップデートしました。
データ数は細目番号・目次番号データあわせて13545点です。今年度はさらに、写真目録と物品目録を制作し、それぞれ7436点と537点のデータをアップデートしました。物品目録には、それぞれ写真が添付されております。
水俣学ブックレット第6号『水俣病小史 増補版』を刊行しました
2008年3月に水俣学ブックレット第6号『水俣病小史』を刊行いたしましたが、この度2008年から2012年2月までの事象を追加した「増補版」を出版いたしました。
ご希望の方は、水俣学研究センターまでお問い合せ下さい。
水俣学研究がご覧になれます。
研究紀要『水俣学研究』は、2009年3月に創刊号を刊行し、これまで3号まで発刊しております。
今回、ホームページ上に新たに研究紀要を加え、ご覧頂けるようになりました。
どうぞ、ご活用ください。
冬季一斉休業のため休館いたします。
2011年12月23日(金)~2012年1月4日(水)祭日・冬季一斉休業のため大学・水俣学現地研究センターとも休館いたします。
中国清華大学水俣調査
中国清華大学公共管理学院の教授ら10名が、水俣病の調査を目的に11月20日から10日間日本に滞在されます。熊本・水俣には6日間滞在予定です。